パナソニック、コードレススティック掃除機を発表、キャニスター並みの吸引力

新製品

2018/07/20 19:00

 パナソニックは7月20日、コードレススティック掃除機「POWER CORDLESS」の新製品2機種を8月30日に発売すると発表した。新開発のハイパワーモーターによる同社のコードレススティック史上最高の吸引力と、大容量リチウム電池を業界最多の8本搭載し最長運転時間65分を実現した。

パナソニックの新たなコードレススティック掃除機「POWER CORDLESS」。
「MC-SBU820J-W」(左)と「MC-SBU620J-R」
 パナソニック アプライアンス社ランドリー・クリーナー事業部クリーナー事業総括の岡内理氏は、「日本の床事情は世界的にみて特殊。畳などは非常に細かいほこりが入り込んでしまう。また、コードレスの需要が年々伸びており、ニーズはキャニスターからコードレスに移り変わっている。これらの事情から、コードレスでもパワフルな吸引力を実現した」と説明した。
 
パナソニック アプライアンス社ランドリー・クリーナー事業部クリーナー事業総括の岡内理氏

 大型高速ファンを搭載したハイパワーモーターを新開発し、より大きく早い風を効率よく発生させることで、キャニスター掃除機並みの吸引力を実現した。このモーターには、パナソニックが4月に発表した業務用清掃ロボットの技術が応用されており、パワフルさが保証されている。
 
業務用清掃ロボットにも搭載されている大型モーターを最適化して搭載

 運転時間は、自動モード時は約15分から40分、強モードは6分、ロングモード時は最長約65分、同モードでノズルブラシ回転オン時は約50分。充電池を8本にすることで1本あたりの負荷を軽減し、繰り返し充電による電池寿命の“短命化”を抑えた。家電業界初の新軽量素材「セルロースファイバー樹脂」を本体に採用し、重量は2.5kgに抑えている。持ち手の背面にストッパーを備えているので、掃除を中断する場合は壁に立てかけておくことができる。
 
家電業界で初めて「セルロースファイバー樹脂」を本体に採用
 
持ち手の背面にストッパーがあるので、立てかけておける

 また、手元の「お手入れ」ランプが光ったらゴミ捨てのサイン。サイクロン式でも手間をかけずにごみを捨てられるよう、ワンタッチでごみが排出できるよう設計した。さらに見えないゴミまで検知する「クリーンセンサー」は、ゴミがある場合はランプが赤く光り、無くなると青く光る。
 
ゴミがある場合はランプが赤く光り(左)、無くなると青く光る

 新製品2機種は、「MC-SBU820J-W(ホワイト)」と「MC-SBU620J-R(レッド)」。集じん容積は約0.2L備える。「MC-SBU820J-W」にはスタンド式充電台やロングホースが付いて、実勢価格は9万円前後の見込み。「MC-SBU620J-R」は7万5000円前後の見込み。