2026.7.07 17:00

生活

就寝時のエアコン「つけっぱなし」はなぜ当たり前になったのか? 猛暑時代の睡眠事情を振り返る

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 2019年7月、BCN+Rは「就寝時のエアコン『つけっぱなし』は5割超、設定温度は?」という記事を掲載した。ダイキン工業の調査をもとにした記事だ。当時の調査では、すでに就寝中にエアコンをつけっぱなしにする人が54.7%に達しており、「タイマーで消すのが当たり前」という従来の常識が変わり始めていた。それから月日が経ち、猛暑の常態化やエアコンの省エネ性能向上によって、つけっぱなしはもはや特別な使い方ではなくなった。「BCN+R」がリニューアルしたということで、リニューアル前の掲載で多く読まれた記事を振り返りながら、当時はどうだったのか、今後はどうなるのかを見ていこう。

当時のエアコン事情を振り返る

「エアコンは生活必需品」という認識が広がった

 ダイキン工業の調査によると、1960年代には98%がエアコンを「なくても困らないもの」と考えていたという。しかし19年になると、「生活必需品」と考える人が86.4%に達していたとのことだ。
 
エアコン普及率
(出典:内閣府「消費者動向調査(2019年3月)」
からダイキン工業が作成)

 背景にあったのは、年々厳しさを増す夏の暑さ。60年代では「エアコンは贅沢品」というイメージもあったが、19年頃には「熱中症対策」「睡眠の質向上」「高齢者の健康管理」のために欠かせない存在へと変化していた。特に18~19年に記録的な猛暑が続き、「エアコンを使わない方が危険」という認識が広がり始めた時期でもあった。
 
エアコンはどのような存在か?

 そこで、ダイキン工業が実施した調査では「就寝時のつけっぱなし運転」が54.7%という結果だったわけだ。さらに短時間の外出中でも46.9%が「つけっぱなしにしている」と回答したという。
 
つけっぱなし運転の実施率

 当時は、「こまめに消したほうが節電になる」という考え方がまだ根強く残っていた。しかし、エアコンメーカーや家電専門家から、「再起動時に大きな電力を使う」「最新エアコンは自動制御性能が高い」「室温を維持する方が効率的」といった情報が広まり始め、「つけっぱなし=無駄遣い」という考え方が変わり始めたのだ。19年は、その転換点だったのではないだろうか。

 エアコンは「AIによる自動温度管理」「人感センサー」「睡眠モード」「スマホ連携」「湿度コントロール」など、快適な睡眠や健康維持を支援する機能が続々とあらわれている。19年に「つけっぱなし派が5割を超えた」という結果があらわれたように、今後もエアコンに関する考え方が変わってくるといえそうだ。
 

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