これがモバ充の正統進化か──アンカー「“ネオ”リチウム・イオンバッテリー」発表
アンカー・ジャパンは5月27日、新製品や最新の取り組みを発表するプレスイベント「Anker Power Conference 2026」を都内で開催した。イベントでは、同社が今後展開する新たなモバイルバッテリー製品の発表などが行われた。
猿渡氏
冒頭登壇した代表取締役CEOの猿渡歩氏はまず、同社の最近の取り組みについて説明。
アンカーグループ製品の国内累計販売台数が1億台を突破したことや、売上高も2025年12月期で過去最高の830億円を達成したことを報告。目標は1000億円とのことで「一人が約一台アンカー製品を持っているという計算になる。しかし、今回お伝えしたいのは、これら数字の凄さではなく、その重みです」と語る。今後も製品の品質維持管理に努め、「使う」から「捨てる」まで啓発活動を続けていくことを改めて示した。
国内累計販売台数が1億台を突破
そんな中で、目玉となったのが独自の「Neo Lithium-ion Battery(NLB)」だ。
Neo Lithium-ion Battery(NLB)
壇上で「セルが良ければ安全とは考えていない」と語る猿渡氏。NLBは、バッテリーセルの品質を極限まで高めるだけでなく、難燃性の素材を採用し、バッテリーマネジメントシステムにも改良を加えることによって、トータルで高い安全性を備えた形式といえる。
難燃性の高い素材を採用した
巷では従来のリチウムイオン電池よりも安全性が高いとされる「半固体/準固体バッテリー」が数を増やしてきた印象だ。しかし、セル内部の電解質の固形率がどれほどなのか、明確な定義は設けられておらず、すべてが安全かというとそうとも言えない。
そして、「釘刺し試験」を通過することが安全性を示す一つの基準とされるが、アンカーは半固体のような代替素材を用いずにこの試験を通過した。これは、他社と大きく異なる点だ。
リチウムイオン電池で釘刺し試験を通過
続いて壇上に立った執行役員 コーポレート本部 本部長の井田真人氏は「この新バッテリーセルを開発するにあたって、製造プロセスそのものを見直した」と語る。
井田氏
釘を刺しても平気なのは、バッテリーセルの品質を高めたことも一つある。中国本社内にラボを設け、さらに製造現場も一元管理。全工程を可視化する独自システムを全サプライヤーに導入するなどし、業界史上最高レベルの基準で不純物の含有を抑制したという。
このほかにも、経年使用時の劣化防止や、熱安定性の向上と内部ショート発生時の熱暴走リスクの低減を実現。
バッテリーマネジメントシステムは、セル一つひとつを秒単位で個別に監視することで、これまで以上に微細な異常まで検知できるように進化。検知した異常を記録してその程度に応じて製品自体を一時的にロックまたは強制的に使用できなくする機能を実装したという。さらに、充電回数が増加すると充電制限電圧を自動で調整。これらを専用アプリでモニタリングできるという。
Anker Nano Power Bank(MagGo, Plus)
そして、このNLBを初めて搭載するのが「Anker Nano Power Bank(MagGo, Plus)」だ。出力は最大30W。Qi2 対応のスマートフォンには最大15W出力でワイヤレス充電が可能。容量は10000mAhで、iPhone 17 シリーズを約2回分充電できる計算だ。厚みは15mmと持ち運びにも困らない。
この新モデルは、公式ストアなどで予約販売を受け付け中。一般販売開始は夏頃となっている。また、ホワイトは秋頃に販売開始だ。販売予定価格は1万1990円。
ホワイト
なお、NLBについては、既存製品にも段階的に導入を進めていく。来年をめどに主力製品の移行が完了するとのことだ。
スターフライヤーと連携
航空機内へのモバイルバッテリーの持ち込みが制限されるなど法改正が行われ、機内での使用も禁止となった。こうした状況を受け、両社は搭乗客にアンカーの充電ケーブルの貸し出しサービスを開始する。なお、スターフライヤーの機内には最大10.5W出力のUSB-Aポート、最大60W出力のUSB-Cポートを設置しており、ユーザーはここから充電を行うことが可能となる。
使用イメージ
さらに今後は、機内への持ち込みルールに関する啓発コンテンツの共同制作・発信や、スターフライヤーの客室乗務員に向けたモバイルバッテリーの安全な使用に関するナレッジ共有・研修サポートなどを行っていく。
本居氏
登壇したスターフライヤー 執行役員 営業本部長の本居慎二氏は「既存の航空サービスにはないものをこれまで提供してきたが、今回は、安全性に配慮したケーブルを貸し出せるようになった。お客様により安全で快適な空の旅を楽しんでほしい」と語った。
国内累計販売台数1億台を突破 一人一台アンカー製品を持っている計算に
冒頭登壇した代表取締役CEOの猿渡歩氏はまず、同社の最近の取り組みについて説明。
アンカーグループ製品の国内累計販売台数が1億台を突破したことや、売上高も2025年12月期で過去最高の830億円を達成したことを報告。目標は1000億円とのことで「一人が約一台アンカー製品を持っているという計算になる。しかし、今回お伝えしたいのは、これら数字の凄さではなく、その重みです」と語る。今後も製品の品質維持管理に努め、「使う」から「捨てる」まで啓発活動を続けていくことを改めて示した。
そんな中で、目玉となったのが独自の「Neo Lithium-ion Battery(NLB)」だ。
トータルで安全性を高めた新たなバッテリーセル「NLB」
壇上で「セルが良ければ安全とは考えていない」と語る猿渡氏。NLBは、バッテリーセルの品質を極限まで高めるだけでなく、難燃性の素材を採用し、バッテリーマネジメントシステムにも改良を加えることによって、トータルで高い安全性を備えた形式といえる。
巷では従来のリチウムイオン電池よりも安全性が高いとされる「半固体/準固体バッテリー」が数を増やしてきた印象だ。しかし、セル内部の電解質の固形率がどれほどなのか、明確な定義は設けられておらず、すべてが安全かというとそうとも言えない。
そして、「釘刺し試験」を通過することが安全性を示す一つの基準とされるが、アンカーは半固体のような代替素材を用いずにこの試験を通過した。これは、他社と大きく異なる点だ。
続いて壇上に立った執行役員 コーポレート本部 本部長の井田真人氏は「この新バッテリーセルを開発するにあたって、製造プロセスそのものを見直した」と語る。
釘を刺しても平気なのは、バッテリーセルの品質を高めたことも一つある。中国本社内にラボを設け、さらに製造現場も一元管理。全工程を可視化する独自システムを全サプライヤーに導入するなどし、業界史上最高レベルの基準で不純物の含有を抑制したという。
このほかにも、経年使用時の劣化防止や、熱安定性の向上と内部ショート発生時の熱暴走リスクの低減を実現。
バッテリーマネジメントシステムは、セル一つひとつを秒単位で個別に監視することで、これまで以上に微細な異常まで検知できるように進化。検知した異常を記録してその程度に応じて製品自体を一時的にロックまたは強制的に使用できなくする機能を実装したという。さらに、充電回数が増加すると充電制限電圧を自動で調整。これらを専用アプリでモニタリングできるという。
NLB搭載モデルも早速登場 既存製品も段階的に切り替え見込み
そして、このNLBを初めて搭載するのが「Anker Nano Power Bank(MagGo, Plus)」だ。出力は最大30W。Qi2 対応のスマートフォンには最大15W出力でワイヤレス充電が可能。容量は10000mAhで、iPhone 17 シリーズを約2回分充電できる計算だ。厚みは15mmと持ち運びにも困らない。


この新モデルは、公式ストアなどで予約販売を受け付け中。一般販売開始は夏頃となっている。また、ホワイトは秋頃に販売開始だ。販売予定価格は1万1990円。
なお、NLBについては、既存製品にも段階的に導入を進めていく。来年をめどに主力製品の移行が完了するとのことだ。
法改正受け スターフライヤーと連携 啓発活動やケーブル貸し出しを実施
このほかにも、アンカー・ジャパンは、北九州空港(福岡県北九州市)を拠点とする航空会社スターフライヤーとの連携を発表。
航空機内へのモバイルバッテリーの持ち込みが制限されるなど法改正が行われ、機内での使用も禁止となった。こうした状況を受け、両社は搭乗客にアンカーの充電ケーブルの貸し出しサービスを開始する。なお、スターフライヤーの機内には最大10.5W出力のUSB-Aポート、最大60W出力のUSB-Cポートを設置しており、ユーザーはここから充電を行うことが可能となる。
さらに今後は、機内への持ち込みルールに関する啓発コンテンツの共同制作・発信や、スターフライヤーの客室乗務員に向けたモバイルバッテリーの安全な使用に関するナレッジ共有・研修サポートなどを行っていく。
登壇したスターフライヤー 執行役員 営業本部長の本居慎二氏は「既存の航空サービスにはないものをこれまで提供してきたが、今回は、安全性に配慮したケーブルを貸し出せるようになった。お客様により安全で快適な空の旅を楽しんでほしい」と語った。






