生成AIのシャドー利用をどう防ぐ? AcronisがMSP向け「GenAI Protection」を提供

 スイスのアクロニスは現地時間の4月22日に、マネージドサービスプロバイダ(MSP)が顧客の環境全体における生成AI利用を制御して、機密データの漏洩を防止するとともに、悪意のあるプロンプト操作から保護する、監視およびセキュリティーソリューション「Acronis GenAI Protection」の提供を開始した。

MSPを対象にした、生成AIの監視&保護ソリューション
「Acronis GenAI Protection」が提供開始

AIの利用状況を監視

 今回、提供が開始された「Acronis GenAI Protection」は、MSPによってプロビジョニング(初期設定・導入)、管理、収益化されるよう設計されている。MSPは、アクロニスのプラットフォームに統合された一元管理コンソールからポリシーの適用、レポート作成、リスク軽減といった、顧客環境全体におけるAIの利用状況を監視しつつ、データ、アプリケーション、エンドポイントと生成AIの利用を保護してくれる。

 追加での専用ソリューション導入や専門家による複雑な運用は不要で、AI利用の可視化とセキュリティーを提供する。

 具体的には、顧客の環境全体で使用されている生成AIアプリケーションを検出および監視することで、AIの運用状況と情報流出リスクの把握が可能になる。

 あわせて、個人を特定できる情報(PII)や医療情報(PHI)といった機密データのプロンプト入力を監視して、一般公開されているAIツールや未承認のAIツールへの不正な送信を防ぐ。

 さらに、AIの挙動を操作したり、ワークフローを侵害したりするような、悪意のあるプロンプトを検出してブロックする。

 「Acronis GenAI Protection」は、「Acronis Cyber Workspace」の第1フェーズとなる。今後は追加機能として、アクロニスのプラットフォームにネイティブに統合された、保護されたAIワークスペースを提供するための機能のリリースを予定している。