ハッカソン「Tornado 2025」優勝はチーム「かつうどん」、フードロス低減アプリの開発で
Tornado実行委員会は9月13日、東京・千代田区のチームラボ オフィスでハイブリッド型ハッカソン「Tornado 2025」の最終発表会を開催した。6チームによってプレゼンテーションが行われ、フードロス低減をアドバイスするアプリ「CHOP!(チョップ)」を開発したチーム「かつうどん」が優勝した。そのほか、優秀賞には良質な睡眠の習慣化を促すアプリ「Sleemuu」を開発したチーム「Sleemuu」、人々が偶然と出会うきっかけを作り出すアプリ「Touch new」を開発したチーム「momentum」が輝いた。
「Tornado 2025」で優勝したチーム「かつうどん」の皆さん
(表彰式での記念撮影。右端は審査員とプレゼンターを務めたBCNの奥田芳恵 代表取締役社長)
優勝したプロダクト「CHOP!」は、大容量のお徳用パックを買っても、結局使いきれずに廃棄してしまった経験から生まれた。食品廃棄の「もったいない」という思いをフードロスの低減に結び付けた。最大の特徴は、食材が余ってからではなく「食材を買う前」にアドバイスする点。廃棄した量や損した金額を可視化し蓄積することで、適切な食材の選択に役立てる。ユーザーは、世帯人数、自炊頻度、買い物頻度などを入力。AIがユーザーごとのプロフィールに沿ってアドバイスを行う。審査では「よく考えられたUI/UXで、見やすく使いやすく直感的。社会課題に着目したテーマ設定や解決へのアプローチが素晴らしかった」点が評価された。プロジェクトマネージャーを務めた西山依吹さんは、表彰式で「審査員からメンバーの仕事がほめられたのがとてもうれしかった。それが優勝にもつながった」と話した。
Tornadoのプレゼンテーション風景
(優秀賞を獲得したチーム「momentum」の皆さん(左)とチーム「Sleemuu」の皆さん)
Tornadoは、日本や世界の学生が参加するオンライン+オフラインのハイブリッド型ハッカソン。今回で5回目を数える。集まったチームメンバーが全員初対面という状態からスタートして、一つのプロダクトを作り上げる……。通常の企業活動では珍しくないことだ。そうした状況を模して、運営側が参加者の希望に沿って役割を与えチームを決定する。構成は、プロジェクトマネージャーとUI/UXデザイナーがそれぞれ1名、エンジニアが4名の計6名。お互い「始めまして」からのスタートし、与えられた1カ月余りの期間で、互いに協力し合いプロダクトを作り上げる。
「来年はさらなる拡大を目指す」と話す
Tornadoの運営責任者を務めたアクロスペイラの須田誠 代表取締役(左)
Tornadoの運営責任者を務めた、アクロスペイラの須田誠 代表取締役は最後に「それぞれに気付きや成功体験、悔しかった思いがあったのではないか。1カ月間は長いように思えて人生の中ではほんの一瞬。この大会のことは忘れずに覚えていてほしい。また、Tornadoが終わっても、プロダクトの開発を継続し完成を目指してくれればうれしい」と話した。さらに「来年はさらなる拡大を目指す。可能な人はぜひ来年もチャレンジしてほしい」と話して締めくくった。(ITジュニア育成交流協会・道越一郎)
Tornado 2025 参加者全員で記念撮影
(表彰式での記念撮影。右端は審査員とプレゼンターを務めたBCNの奥田芳恵 代表取締役社長)
優勝したプロダクト「CHOP!」は、大容量のお徳用パックを買っても、結局使いきれずに廃棄してしまった経験から生まれた。食品廃棄の「もったいない」という思いをフードロスの低減に結び付けた。最大の特徴は、食材が余ってからではなく「食材を買う前」にアドバイスする点。廃棄した量や損した金額を可視化し蓄積することで、適切な食材の選択に役立てる。ユーザーは、世帯人数、自炊頻度、買い物頻度などを入力。AIがユーザーごとのプロフィールに沿ってアドバイスを行う。審査では「よく考えられたUI/UXで、見やすく使いやすく直感的。社会課題に着目したテーマ設定や解決へのアプローチが素晴らしかった」点が評価された。プロジェクトマネージャーを務めた西山依吹さんは、表彰式で「審査員からメンバーの仕事がほめられたのがとてもうれしかった。それが優勝にもつながった」と話した。
(優秀賞を獲得したチーム「momentum」の皆さん(左)とチーム「Sleemuu」の皆さん)
Tornadoは、日本や世界の学生が参加するオンライン+オフラインのハイブリッド型ハッカソン。今回で5回目を数える。集まったチームメンバーが全員初対面という状態からスタートして、一つのプロダクトを作り上げる……。通常の企業活動では珍しくないことだ。そうした状況を模して、運営側が参加者の希望に沿って役割を与えチームを決定する。構成は、プロジェクトマネージャーとUI/UXデザイナーがそれぞれ1名、エンジニアが4名の計6名。お互い「始めまして」からのスタートし、与えられた1カ月余りの期間で、互いに協力し合いプロダクトを作り上げる。
Tornadoの運営責任者を務めたアクロスペイラの須田誠 代表取締役(左)
Tornadoの運営責任者を務めた、アクロスペイラの須田誠 代表取締役は最後に「それぞれに気付きや成功体験、悔しかった思いがあったのではないか。1カ月間は長いように思えて人生の中ではほんの一瞬。この大会のことは忘れずに覚えていてほしい。また、Tornadoが終わっても、プロダクトの開発を継続し完成を目指してくれればうれしい」と話した。さらに「来年はさらなる拡大を目指す。可能な人はぜひ来年もチャレンジしてほしい」と話して締めくくった。(ITジュニア育成交流協会・道越一郎)





