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人感&照度センサーで省エネと目の疲れ軽減! アイ・オー・データ機器の新ビジネスブランド「BizCrysta」新製品レビュー

 アイ・オー・データ機器は、以前から高品質なモニターを製造・販売していることで定評があり、製品ラインアップも非常に充実している。現に同社は、全国約2,300の家電量販店ネットショップの実売データを集計するBCNランキングによると、2022年の液晶モニターシェアNo.1メーカーということもあって、さまざまなシーンで信頼を集めている。

 「GigaCrysta」というブランドで展開しているゲーミングモニターも、高性能なことで人気だ。そんなアイ・オー・データ機器が今回、ビジネスに特化した付加価値の高いモニターのブランドとして「BizCrysta」を新たに立ち上げる。そこで今回は、BizCrsytaシリーズから新登場する、27型液晶モニター「LCD-BCQ271DW-F」と23.8型液晶モニター「LCD-BC241DW-F」の2台を試用する機会を得たので、早速レビューしていこう。
 
27型「LCD-BCQ271DW-F」(中央のモニター)と
23.8型液晶モニター「LCD-BC241DW-F」(右)

ベゼル幅2.4mmのフレームレスパネルを採用、マルチモニターにもおすすめ

 LCD-BCQ271DW-FとLCD-BC241DW-Fは共に、アイ・オー・データ機器のビジネス向け新ブランド「BizCrysta」に属する製品であり、仕様も外観もよく似たサイズ違いの兄弟機である。まずは、外観から見ていきたい。LCD-BCQ271DW-FとLCD-BC241DW-Fは、パネルとフレームの段差がないフラットなフレームレスパネルを採用しており、デザインはスッキリしてスタイリッシュだ。ベゼル幅はわずか2.4mmしかなく、複数台並べてマルチモニターとして使う場合も画面同士が近くピッタリ。今回試用した製品は、ホワイトモデルだが、ブラックモデルも用意されている。
 
27型液晶モニター「LCD-BCQ271DW-F」。
フレームレスパネルでスッキリした外観を実現
 
23.8型液晶モニター「LCD-BC241DW-F」。
基本的なデザインは27型モデルと同じだ

 ビジネスでは長時間モニターを見つめることも多く、モニターの角度や高さ、向きが適切に調節されていないと、目や首、肩などに余計な負担がかかる。そのため、スタンドの機能は重要だ。

 LCD-BCQ271DW-FとLCD-BC241DW-Fのスタンドは、高さと上下の角度(チルト)、左右のスイベル、さらに回転(ピボット)の四つの調整が可能なフリースタイルスタンドを採用しているので、とても便利だ。高さは上下130mmの範囲で調整でき、上下の角度は上20度、下5度の調整に対応。スイベルは左右45度ずつ、ピボットは左右90度ずつの回転が可能だ。
 
ピボット機能も備えており、液晶を縦にして使うことも可能
 

ADSパネル採用で広視野角を実現、応答速度も高速

 液晶の解像度は、27型のLCD-BCQ271DW-Fが2560×1440ドット(WQHD)で、23.8型のLCD-BC241DW-Fが1920×1080ドット(フルHD)。ADSパネルを採用し、上下左右178度の広視野角を実現している。リフレッシュレートは最大75Hz対応で、応答速度もGTGで5msと高速だ。輝度(300cd/m2、LCD-BC241DW-Fの最大輝度は250cd/m2)やコントラスト比(1000:1)も満足できる。実際に作業をしても、滑らかな動きとスムーズな操作感で快適だ。


 パネルの表面処理は非光沢で、外光の映り込みも抑えられており、画面が見やすい。また、抗菌効果がある光触媒コーティング材「ナノディフェンダーAG+」を表面に塗布したモデルも用意されている。

 

USB Type-Cを含む3系統入力に対応、スピーカーやLAN機能、USBハブ機能も搭載

 LCD-BCQ271DW-FとLCD-BC241DW-Fは、入力端子も充実している。HDMIとDisplayPort、USB Type-Cの3系統入力に対応するほか、LAN端子も備えている。このLAN端子は、USB Type-Cに接続したPCから利用できるもので、MACアドレスをPCのものと同じにする「MA Changer」というツールが用意されているので、MACアドレスで接続端末を許可しているネットワークでも利用できる。
 
HDMIとDisplayPort、
USB Type-C×2(入力と出力)、LAN端子を備える。
USB SERVICEはシステム更新用のポート

 外出からオフィスに戻ったら、ノートPCにUSB Type-Cケーブルを接続するだけで、有線LANにも接続できるのは便利だ。ノートPCにUSB Type-C経由で給電することもできるので、ACアダプターの接続も不要になる。さらに、2W+2Wのステレオスピーカーも内蔵している。

 さらにさらに、USBハブ機能も備えており、USB Type-Aポートは二つ。マウスキーボードを接続できるほか、USB Type-Cも備えており、スマートフォンなどの充電やデータ転送も可能。3.5mmミニジャック4極端子は、ヘッドセット接続(マイク入力)に対応する。ノートPCのドッキングステーション的な使い方もできるわけだ。ノートPCを机に持って帰ってくるたびにあれこれ接続しなくてよくなるので、ストレスが減り、時間の短縮にもなった。
 
USBハブ機能を備えており、
USB Type-A×2とUSB Type-Cが用意されている

 また、ヘッドセットをかけるための収納可能なフックや、Webカメラを固定するための取り付け穴も用意されており、まさに至れり尽くせりである。画質などの調整はOSDで行う。OSDの操作用に四つのボタンが搭載されており、OSDのメニューも分かりやすい。
 
ヘッドセットをかけるための
収納可能なフックが用意されている
 
OSDの操作は四つのボタンで行う
 
ノートPCとUSB Type-Cケーブル1本で接続でき、
同時に給電も可能
(ノートPCのUSB Type-Cが
DisplayPort Alt Mode対応の必要がある)
 

人感センサーと照度センサーで省エネを実現

 LCD-BCQ271DW-FとLCD-BC241DW-Fには、これまでのアイ・オー・データ機器にはなかった特筆すべき特徴が二つある。人がモニターの前にいるかどうかを感知する人感センサーと、周囲の明るさを検知する照度センサーだ。

 照度センサーを搭載しているモニターは他にもあるが、人感センサーまで搭載した製品は珍しい。人感センサーを有効にすることで、離席時に自動的にバックライトを暗くすることができ、消費電力を削減できる。席に戻ると自動的にまたバックライトの明るさが元に戻るので、意識せずに省エネが可能だ。加えて、画面に近づきすぎると警告を発してくれる機能もある。警告を発する距離や離席を感知する距離も自由に設定できるので、気が付くと画面に顔を近づけすぎて目が疲れるといった悩みからは解放されるはずだ。
 
人感センサーは中央下部に設置されている
 
OSDのメインメニュー。
「人感センサー」という項目が用意されている
 
人感センサーのメニューでは、
センサーの有効/無効の切り替えだけでなく、
近づきすぎを知らせるガイドの表示のオンオフや
検知距離、ガイド距離も設定できる
 
画面に近づきすぎると
こういう警告メッセージが表示される

 また、照度センサーを有効にすることで、周囲の明るさに応じて自動的にバックライトの明るさを調整してくれるので、こちらも節電に役立つ。アイ・オー・データ機器の調査によれば、人感センサーと照度センサーの両方を有効にすると、両方を無効にした場合と比べて、年間の消費電力量が46%削減でき、年間電気料金が5万8663円も削減できる※という(LCD-BCQ271DW-Fの場合)。消費電力量が46%削減できるということは、CO2排出量も46%削減できるということになり、SDGsの観点からも高く評価できる。

※アイ・オー・データ機器のホームページ参照
(https://www.iodata.jp/product/lcd/bizwide/lcd-bcq271d-f/)
 

デイジーチェーンで気軽に3画面表示が可能

 さらに、LCD-BCQ271DW-FとLCD-BC241DW-Fは、USB Type-Cの画面出力端子も備えており、いわゆるデイジーチェーン(数珠繋ぎ)で、モニターの数を増やすことができる。例えば、ノートPCのUSB Type-Cから1台目のLCD-BCQ271DW-Fに繋ぎ、そのモニターの画面出力端子から2台目のLCD-BC241DW-Fの入力端子に繋げば、3画面表示が可能になるのだ。3画面でのマルチモニター環境で仕事をしたい人にはとてもありがたい機能だ。
 
USB Type-Cの出力端子(OUT)から
別のモニターに接続できる
 
実際に、2台のモニターをデイジーチェーン接続し、
3画面出力を行ってみた。
少ない手間で複数画面を実現できるのは便利

 その他、映像にメリハリを付ける「エンハンストカラー」機能や、低解像度の映像を美しく再現する「超解像技術」、連続使用を知らせる「連続使用を知らせるモード」、目の負担を和らげる「フリッカーレス」設計と「ブルーリダクション2」など、ビジネスで使うモニターとして役立つ機能が満載されている。今回試用した「BizCrysta」の2製品は、ビジネス向けモニターとして非常に高い完成度を誇り、業務効率の改善や電気代の節約にも貢献するスグレモノといえる。

 今回はホワイトモデルを使用したが、このほか23.8型と27型それぞれにブラックも用意している。加えて、色違いも含めて4機種ともに抗菌モデルもあるので、使い方や置く場所、好みに合わせて選ぶことができそうだ。
 
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