軽井沢にパタゴニアが直営店をオープン、日本で23店舗目

ファッション

2023/04/11 18:30

 パタゴニア・インターナショナル・インク日本支社は4月25日、日本で23店舗目の直営店となる「パタゴニア軽井沢ストア」(長野県北佐久郡軽井沢町)をグランドオープンする。

「パタゴニア軽井沢ストア」外観イメージ

軽井沢駅北口徒歩1分の立地

 パタゴニア軽井沢ストアでは、木のぬくもりが感じられる見渡しのよいワンフロアにて、クライミングや登山、トレイルランニング、フィッシングといったテクニカルウェアからライフスタイルウェアまで幅広い製品を展開していく。あわせて、美しい自然とフィールドを守るための環境保護活動や情報を、地域のコミュニティとともに取り組み、発信する。

 店内は、浅間山の麓にある雄大な自然、および穏やかさも兼ね備えた軽井沢の魅力や歴史から着想を得た空間デザインとなっている。
 
「パタゴニア軽井沢ストア」に飾られる浅間山と白樺を描いたステンドグラス
©HIROSHI KUMAZAKI

 浅間山と白樺を描いたステンドグラスには、パタゴニアの象徴でもあるフィッツロイカラーも含まれており、明るく店内を照らす様子はこれからともに歩む未来を連想させる。売り場スペースには、軽井沢の多様な文化やそのストーリーが感じられるほか、ティンシェッドルームは資料館やシアター上映も可能なイベントスペースにもなる。
 
長野県産の資材を日本の伝統的な方法で加工

 自然環境と共生するようデザインされた木造建築は、環境への負荷軽減だけでなく、県産の資材(カラマツ、クリ、古木、鉄平石、浅間石など)を使用することで、地域の環境建築の活性化を目指している。

 日本の伝統的な木材の加工方法である「釿(ちょうな)」を取り入れ、荒々しくダイナミックな波状の削り肌は釿を振り下ろして打ちつけることで木材の表面を削り出した。ファサード看板は、戦前80年以上前に建てられた古民家の解体から発生した松の古木を取り入れている。

 開放的な店内には、機能性と環境配慮を兼ね備えたアウトドアスポーツ用のウェアをはじめ、日常着に最適な着心地がよく高品質なライフスタイル製品やキッズ/ベビー製品、「パタゴニア プロビジョンズ」の食品なども取り揃える。

 営業時間は11時~19時。定休日は年末年始と毎月第3水曜日。

 なお、6月17日にはパタゴニア・フィルム「The Monster In Our Closet|クローゼットの中の怪物」上映後、ゲストを招いて身の回りにある衣類をテーマに、地球を救うためにできること、生活者として取り組めることを一緒に考える「『故郷である地球を救うためにできること』 フィルム上映&トークセッション」の開催を予定している。参加費は無料で、事前登録が必要。定員は40名。
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