フジ医療器はマッサージチェアのフラグシップモデルである「サイバーリラックス AS-R2200」を11月25日から発売している。同社ではR2200を、マッサージを通して身体のバランスを整え、癒やしも採り入れたコンディショニングチェアとうたっている。
マッサージチェアは筋肉の疲労を改善したり、血行を良くしたりする目的に使用されている。新製品のRS2200はこれに加えて身体の調整や調節を行い、コンディションを整えることをテーマに掲げる。そのキーワードとして挙げているのが、BODYCARE、BALANCE、BEINGの3Bだ。
一つ目のBODYCAREはマッサージを意味し、肝となるもみ動作のメカニズムは新開発の5D-AI メカ PLUSを採用。たたきほぐしや速いもみたたきのあらなみなど、もみ動作のバリエーションが増えて53タイプのもみ技を搭載している。
実際に体験してみると、もみ玉によるメカと分かってはいるものの、まるで人の手でマッサージされているような細かい動きが感じられた。前述のあらなみなどは、逆に人の手ではできないと思えるほどの速い動きだ。新しく追加されたもみ技には速さだけでなく、ゆっくりした上下の動きもあり、凝りの感じ方によって選択が可能だ。
もみ玉の最大突出量は12.5cmで、背中をかなり強く押し込むというイメージだが、実際に体験すると痛さはさほど感じず、心地よさが勝る。これはAIによる圧の最適化のなせるわざであろう。
また、肩から足首までの8部位には7段階の強弱調節ができるエアーバッグを配置し、ゆっくりとした動きからリズミカルな動きまで動作する。試してみると、エアーバッグがほどよい圧力で腕や脚を左右から締める。思わず寝落ちしそうと思うほど快適だった。
ストレッチといっても極端に伸ばしたり、縮めたりはしない。だが、日常生活の中でストレッチという動作を行うことはそんなにあるわけではなく、“ほぐれる”に近い感覚を体験することができた。
これは瞑想をコンセプトとしたエアーバッグによるマッサージコース。エアーバッグのマッサージについては前述のとおりだが、このマインドフルネスコースではエアーバッグの収縮速度が長め。バッグがゆっくりと収縮し、体験した感覚としてはマッサージを受けるというより、まさにリラックスした状態をつくるといったところだ。
体感した時間はさほど長くなかったが、動作時間の30分間起きてはいられなかっただろうと思えるほどリラックス効果は高い。寝落ち必至のコースだ。
AS-R2200は最新のフラグシップモデルというだけあって、さまざまなマッサージメニューが搭載されている。体験してみると、「たたく」は単にたたくではなく、「もむ」ももみ玉がただ細かく動くだけでないことが実感できた。微妙で絶妙な動作と圧のかけ具合なのだ。
AS-R2200の売価は65万8000円。まさに高額商品で、設置スペースも含めて誰でも手が届くという商品ではない。だが、もし一定期間で定期的にマッサージを受けているのであれば、複数年通うことでのトータルコストと比べることはできる。家電量販店で展示している際は、ぜひ体験してみることをお勧めしたい。(BCN・風間 理男)
3Bでライフパフォーマンスの向上をサポート
コロナ禍でリモートワークという働き方が普及拡大した。リモートワークのメリットはさまざまだが、その反面で運動不足による筋力低下や慢性疲労、個人作業によるストレスなどを感じることが増えたのではないだろうか。マッサージチェアは筋肉の疲労を改善したり、血行を良くしたりする目的に使用されている。新製品のRS2200はこれに加えて身体の調整や調節を行い、コンディションを整えることをテーマに掲げる。そのキーワードとして挙げているのが、BODYCARE、BALANCE、BEINGの3Bだ。
一つ目のBODYCAREはマッサージを意味し、肝となるもみ動作のメカニズムは新開発の5D-AI メカ PLUSを採用。たたきほぐしや速いもみたたきのあらなみなど、もみ動作のバリエーションが増えて53タイプのもみ技を搭載している。
実際に体験してみると、もみ玉によるメカと分かってはいるものの、まるで人の手でマッサージされているような細かい動きが感じられた。前述のあらなみなどは、逆に人の手ではできないと思えるほどの速い動きだ。新しく追加されたもみ技には速さだけでなく、ゆっくりした上下の動きもあり、凝りの感じ方によって選択が可能だ。
もみ玉の最大突出量は12.5cmで、背中をかなり強く押し込むというイメージだが、実際に体験すると痛さはさほど感じず、心地よさが勝る。これはAIによる圧の最適化のなせるわざであろう。
また、肩から足首までの8部位には7段階の強弱調節ができるエアーバッグを配置し、ゆっくりとした動きからリズミカルな動きまで動作する。試してみると、エアーバッグがほどよい圧力で腕や脚を左右から締める。思わず寝落ちしそうと思うほど快適だった。
11種類のストレッチメニューでバランスの整った身体を目指す
二つ目のBALANCEは身体を整える意味で、もみやたたきではなくストレッチにより筋肉をやわらげて伸ばす。首と背、腰に加えて新たに追加された肩と脚/膝、そらしの6種類の部位別ストレッチが可能。全身対象としては、じっくりと全身を伸ばす30分間のコンディショニングコースのほか、18分間の全身ストレッチ4コースなど、合計11種類のストレッチメニューを搭載している。ストレッチといっても極端に伸ばしたり、縮めたりはしない。だが、日常生活の中でストレッチという動作を行うことはそんなにあるわけではなく、“ほぐれる”に近い感覚を体験することができた。
エアーマッサージでゆっくりほぐすマインドフルネスコース
三つ目のBEINGは、心もリラックスして疲れを癒すという意味だ。即熱マルチヒーターと足裏ヒーターのダブルヒーターを搭載し、リラックスしやすい状態をつくる。そして、新たに搭載されたのが30分間のマインドフルネスコースである。これは瞑想をコンセプトとしたエアーバッグによるマッサージコース。エアーバッグのマッサージについては前述のとおりだが、このマインドフルネスコースではエアーバッグの収縮速度が長め。バッグがゆっくりと収縮し、体験した感覚としてはマッサージを受けるというより、まさにリラックスした状態をつくるといったところだ。
体感した時間はさほど長くなかったが、動作時間の30分間起きてはいられなかっただろうと思えるほどリラックス効果は高い。寝落ち必至のコースだ。
AS-R2200は最新のフラグシップモデルというだけあって、さまざまなマッサージメニューが搭載されている。体験してみると、「たたく」は単にたたくではなく、「もむ」ももみ玉がただ細かく動くだけでないことが実感できた。微妙で絶妙な動作と圧のかけ具合なのだ。
AS-R2200の売価は65万8000円。まさに高額商品で、設置スペースも含めて誰でも手が届くという商品ではない。だが、もし一定期間で定期的にマッサージを受けているのであれば、複数年通うことでのトータルコストと比べることはできる。家電量販店で展示している際は、ぜひ体験してみることをお勧めしたい。(BCN・風間 理男)