自動カッティングや印刷速度1.5倍モデルなどを追加、ブラザーのプリンタ新製品

 ブラザー販売は、自動カッティングプリンタなどのA4インクジェットプリンタを2機種、印刷速度や耐久性が向上したA3インクジェットプリンタ6機種などを11月上旬に発売する。8月30日、都内で「ブラザー インクジェットプリンター新製品発表会」を開催し、新製品を披露。なお、発表会には「特命応援隊長」としてタレントのなかやまきんに君も駆けつけた。

三島勉社長(左)とタレントのなかやまきんに君

 自動カッティングプリンタとして発売するのは「CUTFIT DCP-J1800N」。印刷と同時にA4用紙を自動で半分のA5サイズにカットする。用途に合わせてA4とA5から印刷サイズを選ぶことができ、A5サイズでの印刷によって用紙やインクの使用量を約半分に抑えられる。また、エントリーモデルについては「DCP-J526N」をラインアップに追加した。
CUTFIT DCP-J1800N

 A3インクジェットプリンタの新製品では、新技術「MAXIDRIVE(マキシドライブ)」を搭載。この技術によって、従来機種と比較して印刷速度が約1.5倍と印刷にかかる時間の大幅な短縮を実現したほか、本体の耐久性が約2倍に向上している。
A3インクジェットプリンタの新製品6機種

 発表会では、三島勉社長が「プリンタがより進化する」とアピール。コロナ禍で社会が急激に変化する中、ユーザーの声を生かして製品化したという。
三島勉社長

 また、兼広友里恵・執行役員マーケティング推進部長は進化したプリンタ「CUTFIT DCP-J1800Nによって、A4だけでなくA5の提案を追求できるようになった。A3インクジェットプリンタの新製品は、MAXIDRIVEによって大型複写機の代わりにもなる」と述べた。
兼広友里恵執行役員