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キヤノンから8K・RAW撮影対応の次世代機、シネマクオリティの動画性能を実現した「EOS R5 C」

 キヤノンは、映像制作機器「CINEMA EOS SYSTEM」の新製品として、動画と静止画の両方に高性能を求めるユーザー向けに、質量約680gの小型・軽量ボディと8K・RAW内蔵記録を実現したデジタルシネマカメラ「EOS R5 C」を3月上旬に発売する。

キヤノンの「EOS R5 C」

 EOS R5 Cは、CINEMA EOS SYSTEMの動画性能とミラーレスカメラ「EOS R5」(2020年7月発売)を踏襲した高い静止画性能を、電源ダイヤルでのモード切り替えにより使い分けることができるデジタルシネマカメラ。高次元で動画性能と静止画性能の両立を実現したことにより、機動力が求められる報道現場や、シネマライクな画づくりが求められる広告・企業映像制作など、1台で幅広い撮影シーンに対応する。

 自社開発の有効画素数約4500万画素フルサイズCMOSセンサと、映像エンジン「DIGIC X」の搭載により、8K/30P・RAW動画に加え、外部電源供給による8K/60P・RAW動画の内蔵記録を実現している。汎用性の高い「MP4」での8K/30P動画の記録にも対応し、多様な映像制作をサポートする。

 また、豊富なデータ量をもつ8Kの有効画素を全画素読み出すことで、オーバーサンプリングによる高画質な4K/4:2:2/10bit動画を生成することもできる。さらに、新開発の放熱構造と、放熱ファンの内蔵により、EOS R5と比べて長時間の動画撮影を可能にしている。

 RAWの豊富な映像情報を維持しながらデータサイズを軽くすることができる記録フォーマット「Cinema RAW Light」を採用し、外部レコーダーを使用せずに、CFexpressカードへのRAW記録が可能。また、放送規格に準拠したキヤノン独自のビデオフォーマット「XF-AVC」にも対応しているため、柔軟に使い分けることで、多彩なワークフローに対応する。さらに、スロー撮影時でも滑らかな映像表現を可能にする、最大4K/120Pのハイフレームレート動画の撮影にも対応している。

 有効画素数約4500万画素の高画質と高速連写を両立。電子シャッター撮影時は最高約20コマ/秒、メカシャッター/電子先幕撮影時は、最高約12コマ/秒の高速連写をそれぞれ実現し、動きのある被写体も高画質に撮影することができる。

 価格はオープン。