火を使わず97℃で食品が加熱できる「防災加熱袋」

新製品

2020/10/22 13:00

 兼松は、電気や火を使わずに一定時間袋の内部を約97℃に保つことができる「防災加熱袋」の販売を開始した。災害や停電などの緊急時に、火を使わずにレトルト食品や缶詰などを温めることができる。

生石灰と水の反応で焼く97℃に保てる「防災加熱袋」

 防災加熱袋は、発熱剤である生石灰と水との反応による発熱を利用するもので、発熱は水を注入後20~50秒程度で始まり、約15分間の加熱が可能となる。
 
水を注ぐだけで焼く15分間の加熱ができる

 防災加熱袋には、1パックに加熱袋1枚と発熱剤1個が入っており、1パック1回のみ使用できる。加熱袋の底に発熱剤を置き、150mlの水を注ぐと加熱が始まり、缶詰やレトルト食品、缶入り飲料などを簡単に温めることができる。

 火を使わないため、火気の使用などが禁止されている場所でも、安心して使用可能。また、災害や停電などの非常時はもとより、ハイキングやキャンプなどのレジャーにも活用でき、様々な場面で、気軽に暖かい食べ物や飲み物を楽しむことができる。価格は、6パック入りで1793円。