パナソニック、LUMIX初の動画制作に特化したボックス型ミラーレス一眼

 パナソニックは、LUMIXとして初めてボックススタイルを採用したミラーレス一眼LUMIX BOX「DC-BGH1」を11月19日に発売する。

ボックス型ミラーレス一眼LUMIX BOX「DC-BGH1」

 新製品は、映像制作に特化した小型サイズのボディに豊富な入出力インターフェースを搭載。撮影現場に合わせて自在にカスタムできるため、三脚やジンバルを活用した一般的な制作スタイルに加え、マルチカメラ撮影など幅広い撮影現場に対応することができる。

 マイクロフォーサーズ規格の同製品は、LUMIX GHシリーズの動画性能を継承し、10.2M Live MOSセンサーとデュアルネイティブISOの高感度画質、4:2:2 10 bit記録、記録時間無制限などを備えている。LUMIX Sシリーズの開発で培った技術も継承し、13ストップ V-Log L、シネライクD2/V2、Cinema4K 60p 10 bit記録、リアルタイム認識AFに対応している。

 また、LUMIXとして初めてBNC端子とLAN端子を搭載し、3基のBNC端子はそれぞれ3G-SDI出力、Genlock入力、タイムコード(TC IN/OUT)に対応。LAN端子では、パソコンからの複数台制御(最大12台)や、PoE+対応機器からの給電が可能となっている。

 さらに、LUMIX BOXの発売に合わせてLUMIX制御用のSDKを一般公開する。同製品を始めとするLUMIX Tether対応機種をUSB経由で操作するAPIを使用して、自由にソフトウェア開発を行うことができる。