堅牢で音場が広いリケーブルイヤホン、オーツェイド「intime 翔」

新製品

2020/09/02 20:30

 オーツェイドは、フラッグシップモデルのイヤホン「intime 翔」における受注生産の予約受付を9月中旬に開始する。税別価格は6万円。
 

intime 翔

 intime 翔は、同社のオリジナルであり、従来製品の「煌」「轟」「intime 碧-Ti3」で実績のある、ピエゾセラミックを2枚用いたVST2(Vertical Support Tweeter)を採用したイヤホン。

 振動特性に優れたニッケル合金の振動板を、上下からピエゾセラミックで挟んだ構造で大きな振動を発生させることによって、20kHz以上の超高域周波数の音圧感度を向上し、非常に音場が広い。また、intime 碧の発音体の同軸配置構造を受け継いで、VST2とウーハーが同軸上に位置する構造を採用している。

 低履歴特性・直線性に優れたセラミック材料をベースに、変位量の大きなセラミック素子を新たに開発し、第3世代VST2として採用。特に、一般可聴域を越えた超高域における感度がさらに増加し、自然に近い音場の再生を可能にした。

 本体はチタン製で、0.01mm単位での加工精度、および音響ダンパーの制御を精密に行うことで、高速な音の粒立ちとダイナミックウーハーの持つ豊かな音の響きの両立をさらに向上している。

 さらに、付属ケーブルに日本ディックス製の高純度OFC銀コート・バランス接続ケーブルを採用するとともに、ケーブルのスライダー部に日本ディックスと共同開発した軽量アルミニウムにアルマイト加工を施したオリジナルケーブルスライダーを採用。全ての内部配線用ケーブルに、日本製の4N純銀撚り線と7N水準高純度無酸素銅撚り線のハイブリッド構成を採用した。

 ほかにも、TBI Audio Systemsの特許技術である第3世代HDSS技術を採用し、第2世代と比較して効率の良い音響補正効果によって、小型の本体ながらキャビネット内部の音の反射を抑制し、乱れの少ない音を奏でられる。

 なお、プラグは2.5mm4極バランスプラグまたは4.4mm4極バランスプラグを、予約時に選択できる。