パラマウントベッドが医療・高齢者施設の入居者見守りシステム

新製品

2020/05/09 10:00

 パラマウントベッドは、医療・高齢者施設で入居者の見守りや生活状態の把握などの目的で利用されている睡眠計測センサーと連動して入居者の状況を映像で確認・記録できる眠りSCAN連動カメラシステム「眠りSCAN eye」を5月7日に発売した。

入居者確認画面イメージ(左)と眠りSCAN eye対応カメラ

 「眠りSCAN」は、シート状のセンサーをマットレスの下に敷きこむだけで、身体に何も装着することなく、ベッド利用者の呼吸数や心拍数、睡眠状態、覚醒、起き上がり、離床動作などを遠隔でリアルタイムに把握することができるセンサー。医療・高齢者施設などでの夜間の見守りや生活状態の把握など、利用者の安全性向上とスタッフの負担軽減のために活用され、19年末時点で約3万8000台の納入実績がある。

 今回発売する眠りSCAN eyeは、入居者の映像を遠隔のパソコン端末や携帯端末で確認できるほか、眠りSCANで設定した状態の変化を検知した際の通知にあわせて映像を表示することができるシステム。これにより、緊急対応の必要性の可否などについて、より的確な判断が可能となる。

 また、「常時レコーダー機能」を備え、1秒から5秒間隔で静止画を常時連続的に記録することができる(最大3日分の記録が可能)。そのほか、夜間の消灯後でも確認できるよう室内が暗くなると自動で赤外線撮影に切り替わる機能や、目的に応じて保存する映像の画質・解像度を変更できる機能を備えるなど、使い勝手の良さやプライバシーにも配慮している。