SMSも電話も2台に同時着信、ユニークな「ワンナンバーフォン」の最適な使いみち

レビュー

2020/04/27 18:00

 現在は通常価格の税込み9900円に戻っているが、2月上旬、オンライン限定割引適用で4900円だったので、ドコモのワンナンバーサービス対応端末「ワンナンバーフォン ON 01」を購入した。しかし、いくら半額でゲットしたとはいえ、想定した目論見が外れ、持て余している状態。月額500円の使用料の元を取るべく、使いみちを考えてみた。

4.7インチiPhoneよりコンパクトなワンナンバーフォン ON 01

iPhone対応・手数料無料・オンライン限定半額で注目集める

 ワンナンバーサービスは、1つの電話番号を親機とeSIM対応の子機の2台で共有できるサービス。eSIM設定のため、1回に付き500円のワンナンバー登録手数料が必要だが、1月30日から8月末まで、登録手数料無料化キャンペーンを実施している。

 2018年10月の発売から1年以上経った今年1月30日、待望のiOS向けワンナンバー設定アプリが登場。ドコモのiPhoneを親機、ワンナンバーフォン ON 01を子機として、Bluetoothでペアリングして利用できるようになった。
 
ワンナンバーサービス着信時の動作

 このiPhone対応を周知するため、“オンラインショップ限定半額”となったようだ。なお、人気殺到でいったん在庫切れとなり、記者はその数日後の在庫復活時に購入した。

他人頼みはうまく行かず 在宅勤務推奨で想定が狂う

 当初の想定では、配偶者に貸し、世帯代表として個人の携帯電話番号を知らせた自治体の窓口や不用品回収業者などからの連絡を応対してもらおうと思っていた。イメージは、自宅に据え置きの固定電話代わりだ。

 しかし配偶者は「何なの? それ?」と少し興味を示したものの、携帯せず、自宅の机の上に置いた状態で大音量で着信メロディが鳴っても出ようとしなかった。この白い端末が鳴ったら出てほしいと、使い方と意図を一から説明したにも関わらずである。

 ワンナンバーサービスを設定した電話番号に着信があると、親機と子機の2台が同時に鳴り、片方に出ると鳴り止む。この仕組みが信じられないという。結局、自分の番号を設定した端末を他人に使わせようと考えたこと自体が誤りだった。
 
シンプルな時刻表示。基本操作はケータイそのまま

 次の使い道として、オフィスのデスクの引き出し内に置きっぱなしにして、スマホを家に忘れた際の予備機にしようとした。しかし、3月半ばから新型コロナウイルス感染症対策として時差通勤・在宅勤務の呼びかけが日に日に強まり、4月7日には「緊急事態宣言」が出された。要請に沿い、原則、在宅勤務となると、利用シーンそのものがない。

 しかも、ワンナンバーフォン ON 01で何度か通話してみて、固定電話からの着信だとVoLTE対応の良さが発揮されず、長電話に向かないと判明した。また、ワンナンバー設定時に親機の電話帳データから転送したっきり端末上で一切登録できない電話帳や、ケータイそのままの基本操作も、スマホに慣れた記者にはかえって使いづらかった。
 
薄くて邪魔にならないので、SMS受信専用、アラーム専用など、
いろいろな使いみちがありそう
 
親機から電話帳を転送しなかったため、番号しか表示されない設定に。
着信履歴では、11桁の番号は流れて表示され、当日中だけ時刻がわかる

 思いついた最も実用的な使い方は、メインのスマホの着信や通知音を完全ミュート・バイブ音なしに設定した上で、近くにワンナンバーフォン ON 01を置くこと。着信するとワンナンバーフォン ON 01から着信メロディが大音量で鳴るため、他のスマホから電話をかけて自分のスマホを発見しやすく、着信にもすぐに気付く。いうなれば、月額課金の紛失防止タグだ。
 
SMS着信時は、相手の11桁の番号が全て表示される

 もう一つの使い方は、最近増えている、携帯電話・スマートフォンを活用したSMS認証(パスワードの代わりに事前に設定した携帯電話番号でログインする仕組み)をスムーズに行うための専用端末。スマホより小さいので、PCやタブレットのそばにおいても邪魔にならない。スマホを離れた場所で充電している場合は確実に便利だ。なお、通知されたセキュリティコードの自動入力はできず、手入力となる。
 
最近増えつつある、パスワードを使わないログイン方法は、
PCやタブレットのそばにSMSを受信できる端末が必須だ

 公式サイトでは、ちょっとした外出・散歩のお供や、初期設定ではオフの「プライオリティ着信」を設定して、重要な相手からの着信だけワンナンバーフォンを鳴らすといった使い方が紹介されている。もし、再びオンライン限定半額セールが実施されたら、「STAY HOME」の取り組みやリモートワークに役立つアイテムとして注目されそうだ。(BCN・嵯峨野  芙美)

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