「OPPO Pad 3 Matte Display Edition」は、液晶画面にナノテクスチャー加工を施すことで、光の反射を約97%低減し、周囲の明るさに左右されることなく、常に高い視認性を確保できるのが特徴です。どのような見え方になっているのか、実際にレビューして確かめてみました。
OPPOのタブレットのラインアップは、薄型軽量の「OPPO Pad Air」(3万9800円)、2.4K高解像度の「OPPO Pad Neo」(4万4800円)、業界で初めて7:5のアスペクト比を採用したハイスペックの「OPPO Pad 2」(6万9800円)、そして「OPPO Pad 3 Matte Display Edition」(7万9800円)の4モデルです(価格はいずれもOPPO公式オンラインストアの価格)。
シェアが大きいiPadとの差別化を図るためでしょうか、ミドルクラスでの選択肢が充実している印象です。そんな中、OPPO Pad 3 Matte Display Editionはこれまでの上位モデルであるOPPO Pad 2より1万円高い設定で、価格ではなく性能面で勝負するという意気込みが感じられます。製品名にあえて「Matte Display Edition」と打ち出していることにも、その意図が表れています。
特筆すべきは、ディスプレー。直射日光下でも紙のような視認性を確保
OPPO Pad 3 Matte Display Edition(以下OPPO Pad 3)は約11.6インチの液晶ディスプレー(2800×2000ドット)を搭載するタブレットで、画面比率はOPPO Pad 2と同様に7:5を採用しています。画面の最大輝度は700nitで、これはOPPO Pad 2より200nitも上です。
実際に直射日光下で、OPPO Pad 3を使ってみました。こうしたシーンでは通常のディスプレーを搭載するスマホやタブレットなら、光の反射で画面はかなり見えづらくなります。しかし、OPPO Pad 3だと映り込みがほとんど発生しません。感覚でいうと、紙の本を読んでいるのに近いかもしれません。
直射日光下でも映り込みはほぼありません。
紙の本に近い感覚で視認できます
車中でも快適さは変わりません。走行中の車の中だと、日の当たる向きなどによって見えやすさが変化して、それがストレスになっていましたが、OPPO Pad 3は周囲の光の影響を受けにくいので、見え方は一定です。正面からだけでなく、斜めからもよく視認できるので、複数人でシェアするのにも向いています。
車中でも快適!複数人でシェアするのにも向いていそうです
ちなみに、OPPO Pad 3のオーディオには臨場感のある音響体験を実現する「Holo Audio」を搭載しているので、最大12の独立したオーディオストリームを同時再生することができます。上下左右にそれぞれ四つのスピーカーを搭載しているので、少し離れた位置からでも明瞭に音を聴き分けることが可能です。見えやすい画面と合わせて、エンタメを活用する上で高い満足感をもたらしてくれます。
AI機能を強化し、作業効率が爆上がり!
OPPO Pad 3は性能においても、フラッグシップにふさわしい仕上がりになっています。CPUはAIエンジンを備えるMediaTek Dimensity 8350を搭載し、特にAI機能において存分にパフォーマンスを発揮してくれます。
OPPO Pad 3の画面は非常にさらさらしていて、指による操作はもちろん、スタイラスペンを滑らせるのも快適です。超低遅延かつやわらかなペン先による使用感は、まるで紙に書いているような書き心地!ペン本体にショートカットボタンを搭載していて、直感的にスクリーンショットするなど便利な使い方ができます。
サラサラとした画面と超低遅延の専用スタイラスペンの組み合わせで、
書き心地も非常に良いです
専用キーボード「OPPO Pad 3 Smart Keyboard」は、OPPO Pad 3を台座に固定するだけで高速接続できるすぐれもので、電力もタブレットと共有するため充電する必要がありません。1.5mmのキーストロークで打鍵感も心地よいです。ショートカットキーも豊富に備えており、効率的に作業できます。
一方で写真の編集機能はAI消しゴムやAIボケ除去、AI反射除去、AI鮮明度強化と充実しています。ですので、スマホやカメラで撮影した写真をOPPO Pad 3で編集するという使い方であればおすすめです。加えて、OPPO Pad 3はO+Connectという機能を搭載していて、アプリをインストールすればiOSデバイスを含めて、非接触で手軽に写真や動画の送受信ができます。