アップルがRetinaディスプレイを搭載する13.3インチ「MacBook Air」の2020年最新モデルを発表した。新しいMagic Keyboardを搭載し、従来比で処理パフォーマンスが最大2倍に向上。標準仕様モデルのストレージ容量も2倍に増えて、価格は10万4800円(税別)から購入できるようになった。来週から店頭販売が始まるが、本機を品定めする前に知っておきたい、注目すべきポイントについて実機をハンドリングしながら紹介したい。

2020年3月下旬に発売されるRetinaディスプレイ搭載の13.3インチ「MacBook Air」

MacBook Airの個性的なウェッジシェイプを継承

 新しいMacBook Airは従来と同じゴールド/スペースグレイ/シルバーの3色で展開される。シリーズ独特のパームレスト側に向かうほど先端形状がシャープになるウェッジシェイプ(くさび形)も健在だ。筐体には100%再生アルミニウムを使いながら上質な質感に仕上げている。
 
MacBook Airの伝統的なウェッジシェイプを継承する

 本体のサイズを筆者が所有する2019年モデルのMacBook Airと比較してみた。手に持った質量の手応えはほぼ変わらない。2台のパネルを閉じて並べてみると、スペック上では0.03mmしか差はないが、新しいMacBook Airの方がほんの少しだけ高さがある。
 
新旧MacBook Airのパネルを閉じて並べたところ。
左側2020年モデルがほんのわずかに高さがある

 筆者はふだん愛機のMacBook Airを保護するためにサードパーティ製の保護ケースを装着している。半年以上使い込んでいるケースだからかもしれないが、新しいMacBook Airにボトム側のケースが装着できなかった。新しいMacBook Airの購入を検討されている方は、ケースなどのアクセサリー製品は最新モデルに対応しているものを選ぶと安心だ。
 
筆者がMacBook Airに装着しているサードパーティーの保護ケース。
アクセサリーも最新世代のモデルに対応するものを選ぶ方が良いだろう

感度良好。静かにタイピングできるMagic Keyboard

 キーボードは2019年秋に発売されたRetinaディスプレイを搭載する16インチのMacBook Proと同じ、アップルが独自に部品を設計し改良を施したシザー構造のMagic Keyboardを搭載した。
 
新しいMacBook Airはシザー構造のMagic Keyboardを搭載した

 キーキャップの安定感が高く、1mmのキーストロークを確保したキータイピングの手応えがとても心地よい。反応も機敏だ。長い時間テキストを書いていても疲れにくく、何よりも静かにタイピングできるようになったことが屋外で原稿を書く機会の多い筆者には心強く感じられた。
 
1mmのキーストロークを実現。心地よく感度の高いキータイピングとしている(写真左はバタフライ式のキーボード構造を採用した2019年モデル、写真右はシザー構造のMagic Keyboardを採用した2020年モデル)

 右下側にレイアウトされている上下左右矢印キーは逆T字型配列になった。特に左右のキーがMagic Keyboardになって打鍵感が向上したことと相まって、ミスタイプが減らせる。細かいところではTouch IDセンサーを搭載する電源ボタンが他のキーと同じつや消し処理になって、見た目にも統一感が増した。
 
矢印キーは逆T字型配列になった。左右キーのミスタッチが減らせるだろう。Touch IDを搭載する電源ボタンも表面がつや消し処理になった

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