象印マホービンが7月21日に発売する圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き NW-ES07型」は、「大は小を兼ねる」のコンセプトで3合炊きのコンパクトサイズながら4合炊ける炊飯器だ。

3合炊きのサイズで4合炊ける「炎舞炊き NW-ES07型」

普段は小容量でも「来客時にたくさん炊きたい」

 少子高齢化や夫婦二人暮らし世帯の増加などを背景に、各社から3合や2合、1合炊きの小容量炊飯器が発売となっている。これまでの学生など一人暮らし向けの安価なタイプではなく、高級タイプに搭載されているのと同じ、おいしいご飯が炊ける機能を搭載しているのが特徴だ。

 小容量炊きIH炊飯ジャーは年々増えている。2019年の出荷台数は、65万台(前年比4.8%増)を見込む。炊飯器市場全体が年間約562万台で横ばいの中、小容量炊飯ジャーは好調なジャンル。象印マホービンは、この市場の販売数量ベース、販売金額ベースで約4割のトップシェアを維持している。

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 注目されている小容量炊飯ジャーだが、同社が調査した購入者のインターネットアンケートによると容量に不安を抱くユーザーの姿が明らかになった。普段は小容量だが、「来客時などを考慮したらたくさん炊ける方がいいと思った」(22%)や「まとめ炊きをすることがある」(24%)、「たくさん炊ける方が大は小を兼ねる」(48%)と回答したユーザーが多かったのだ。
 
小容量購入者のネット調査

 そこでNW-ES07型では、幅23×高さ20.5×奥行き30.5cmの3合炊きと同じコンパクトサイズながら4合を炊けるようにした。

 開発にあたって、基板のレイアウトを大幅に見直したほか、高級タイプと同じ炊飯方式の「炎舞炊き」を採用した。この炊飯方法は、底面のIHヒーターの巻き方を左右両面で巻くようにして、それぞれ独立制御できるようにし、部分的に集中加熱することで、釜内で大きな攪拌作用を促すことで炊きムラを抑える炊き方だ。
 
左が従来の底IHヒーター、右が「炎舞炊き NW-ES07型」の底IHヒーター

 従来機種の底IHヒーターが単位面積当たり約3.0W/cm2であるのに対して、NW-ES07型では4倍以上の約12.5W/cm2の大火力を実現することに成功。上下の米がよく混ざることで、熱が均一に伝わり4合炊きでもおいしいご飯が炊けるようになった。

 「大は小を兼ねる」という消費者心理をうまくくすぐる商品企画力で、同ジャンルでのトップシェアを盤石にする。NW-ES07型の価格はオープンで、税別の実勢価格は10万円前後の見込み。