【会見速報】KDDI、スマホ決済「au PAY」を4月9日に開始、auユーザー以外にも拡大へ

 KDDIは、auユーザーを対象にしたバーコードやQRコードを使ったスマートフォン(スマホ)決済サービス「au PAY」の提供を4月9日に開始する。au PAYは「au WALLET アプリ」で操作し、「au WALLET 残高」で支払える。au WALLET 残高へのチャージは、既にたまってる「au WALLET ポイント」や通信料金合算支払いの「au かんたん決済」、KDDIグループのネットバンクであるじぶん銀行の口座、クレジットカード、au ショップやコンビニエンスストア(コンビニ)のローソンでの現金チャージなどが可能。現時点ではauユーザーに限られたサービスだが、今後はauユーザー以外にも使えるようにしていくという。また、「脱、埋蔵ポイント」を掲げて、既にauユーザーがためているau WALLET ポイントの積極的な活用を促していく。

4月9日にスタートする「au PAY

 au PAYが利用できる対象店舗は、4月4日時点で53社でスタート。コンビニやドラッグストア、飲食店のほか、家電量販店エディオン上新電機ケーズデンキビックカメラコジマソフマップベイシア電器ヤマダ電機ベスト電器マツヤデンキツクモキタムラゲオなどに対応。対応店舗は順次拡大していく。
 

 ほかにも楽天ペイやメルペイ、食べログとも連携していき、スマホ決済100万カ所を早々に実現していく。4月下旬には、資金が不足しているときにスマホで1万円から借り入れができる「au WALLET スマートローン」も開始。さらに19年夏以降、全国に約2.5万台あるセブン銀行のATMでも現金チャージができるようにする。

 KDDIは、今年2月にスマホを軸にした決済や金融などのサービスを総合的に提供する「スマートマネー構想」を始動。4月1日付で金融持株会社「auフィナンシャルホールディングス株式会社」に商号を変更した。決済や金融に絡むグループ各社のサービスをauブランドに統合する構想を掲げる。

 au WALLET ポイントの利用をスマホ決済を軸に拡大していく今回のau PAYは、スマートマネー構想の中枢となる仕組みになりそうだ。