戸建て住宅・リノベーション事業を手がけ、マイホームアプリ「knot」を提供するSOUSEIは、住宅関連会社向けに、今年7月に発売するHOME OSデバイス「v-ex」の受注を開始した。家電ではなく、住宅建材という扱いで、一般消費者向けには販売しない。

HOME OSデバイス「v-ex」
 

STBをベースに開発、テレビと接続するだけ

 「v-ex」は、新築やリフォーム時に導入すると、ネットワークに接続しているエアコンや照明、テレビなどのIoT家電を、スマートスピーカーの「Amazon Echo」やスマートフォンを通して操作できる。Android搭載セットトップボックス(STB)をベースに開発しており、本体下部にはUSB端子やHDMI端子を備え、STB同様、テレビと接続して使う。
 
テレビの画面が操作インターフェースになる

 家電として一般販売しない理由について、乃村一政代表取締役は、「家電量販店から問い合わせをいただいているが、小売店での販売は考えていない。住宅に設置していること自体に価値を持たせるため、大量生産の家電ではなく、建材として扱う。長期的なサポートを続けることで、安定した収益を見込めるはず」と話す。なお、家電量販店の住宅リフォーム事業での取り扱いは想定しているという。
 
SOUSEIの乃村一政代表取締役

 7月の発売時点では、家電のコントロールに加え、クーポンサービス、家の状態管理の3つの機能を実装する。今後は、すでにオムロンで量産しているUSB型環境センサを用いて、温度・湿度・気圧のセンシング機能による、高度な家の状態管理まで可能にする予定だ。また、IoTデバイスとしては初とる決済システム「v-ex pay」も搭載するという。

 機器の取り付けから初期設定までワンストップで提供し、住宅会社や施主の手間はかからない。特別な知識は一切必要なく、住宅のIoT化を実現できることが魅力のひとつだ。乃村代表取締役は、「まずは7月の発売から12月までに5000台、来年は2万台を販売する計画」と目標を掲げている。