• ホーム
  • トレンド
  • IoTの「スマートマット」、在庫管理や自動発注で店舗運営を支援

IoTの「スマートマット」、在庫管理や自動発注で店舗運営を支援

販売戦略

2018/02/21 12:15

 クラウドやセキュリティ、IoTなどをテーマにしたデジタルテクノロジーの専門イベント「Cloud Days 東京 2018」が2月20日と21日の2日間、東京で開催している。会期中は146社が出展し、来場者数は1万5000人を見込む。工場の生産現場や農業などにおけるIoTデバイスの活用が中心に展示されるなか、リテール分野では、スマートショッピングが「スマートマット」を公開していた。


「Cloud Days 東京 2018」の会場の様子

 「スマートマット」は、重量を計測・監視するIoTセンサを搭載したA3サイズとA4サイズのマットだ。マットの上に商品を置くだけで、減量や残量を監視することができ、一定の量になったら自動発注するなどのカスタマイズができる。電源駆動のほか、単4電池4本で1年の連続稼働が可能で、通信はCat.M1やWi-Fiに対応。重さは100kgまで置ける。
 

スマートショッピングのIoTデバイス「スマートマット」

 商品を置くスペースの下に敷くだけで、手軽に導入できる。残量表示はリスト表示やグラフ表示、色分けした信号表示などから選べ、一定の量を切ったり、過去の残量データから最適化したり、異常な動きがあったりしたらアラートが出る。発注方法は、定量・定期発注のほかWeb、メール、FAX、予測発注など柔軟に対応する。

 担当者は「店頭の商品は日ごろから意識して見ているが、意外に盲点なのが備品や消耗品の発注」と語る。飲食店でのコーヒー豆や店舗資材の発注や、流通・サービスでの陳列棚の補充支援やレジまわりの消耗品の発注などでも引き合いがあるという。もちろん、倉庫などバックオフィスでの活躍も期待できる。