パナソニックの乾電池ロボット「エボルタNEOくん」が1000mの登頂に挑戦

新製品

2017/04/12 12:00

 パナソニックは4月10日、9年ぶりの乾電池の新製品となる「EVOLTA NEO」の4月26日の発売に合わせて、「EVOLTA NEO」を動力とするロボットで、ノルウェーの高さ1000mのリーセフィヨルド シェーラグ山を7月上旬に登頂するチャレンジを実施すると発表した。


ロボットを開発したロボットクリエーターの高橋智隆氏と
「エボルタ NEOくん」とパナソニックのエナジー&ライフソリューション商品部の堀健平氏

 実験は、フィヨルドの断崖絶壁にロープを貼り、単3形「EVOLTA NEO」2本を搭載したロボット「エボルタ NEOくん」が登ることで、乾電池の長時間駆動とパワーをアピールする。

 1分当たり1.26mを登ることから、パナソニックでは1000mを約13時間以上かけて登頂すると試算する。発表会では、登頂チャレンジのデモとして、東京・丸の内の「KITTE」で約20mを登った。
 

「エボルタ NEOくん」のデモ

 パナソニックは9年前にも同様のチャレンジを実施しており、当時は米国のグランドキャニオンの断崖絶壁530.4mを6時間46分31秒で登頂した記録を持つ。今回のチャレンジはその約2倍の高さとなる。
 

前回のグランドキャニオンと今回のフィヨルドの高さの比較

 「EVOLTA NEO」は電池性能の3大要素とされる材料、工法、構造のすべての技術を刷新し、パナソニック史上最高の長持ちを実現した。価格はオープンで、税別の実勢価格は単1形2本パックが600円前後、単2形2本パックが500円前後、単3形4本パックが600円前後、単4形4本パックが600円前後の見込み。