スマホのデザインに新風を入れるNuAns、第2弾はAndroidでハイスペックに

新製品

2017/02/22 17:24

 トリニティは、「NuAns(ニュアンス)」ブランドのスマートフォン第2弾「NuAns NEO [Reloaded]」を2017年5月に発売する。


多くの家電量販店やライフスタイルストア、MVNOなどでの取り扱いも決定している

 第1弾「NuAns NEO」同様、スマホ本体(CORE)と専用カバーが分離した独自の「COREコンセプト」を継承。5.2インチのフルHD液晶ディスプレイを備えた本体に、好きな素材、カラーを選び、上下2つのパーツを自由に組み合わせてコーディネイトできるカバー「TWOTONE」、またはカードポケット付きの手帳型ケース「FLIP」を装着して使用する。
 

評価の高いデザインは初代を踏襲。コアだけ交換して同じカバーを使用できる
 

発表会の会場には、別売の専用カバー「TWOTONE」と「FLIP」が。「TWOTONE」は上下各26種類で、
新たに、コルク、児島デニム、パンチングウルトラスエード、硬くざらついたストーン(石)を追加した

 “ひと”と“くらし”に寄り添った自然な存在を目指す、デザイン重視のコンセプトはそのままに、新たにソニー製センサを採用し、フォーカススピードがアップしたメインカメラ、500万画素から800万画素に向上したフロントカメラをはじめ、基本的なスペックを大幅に強化。指紋認証に加え、SIMフリースマホのほとんどが対応していない防水・防塵、FeliCaを活用した「おサイフケータイ」にも新たに対応した。なお、OSのAndroidはカスタマイズなしの状態となる。
 

OSは最新のAndroid 7.1を採用。調査の結果、95%がAndroidを望んでいたからという
 

「おサイフケータイ」にも対応し、キャリアが販売するプレミアムモデル同様の「全部入り」に生まれ変わった

 発表会では、星川哲視代表取締役が第1弾「NuAns NEO」の特徴と、「2016年度グッドデザイン賞」受賞など市場の評価、続いて「Reloaded」の特徴と進化点を紹介。カバーに関しては、日本メーカーの日本の素材を使った「純国産」も強調した。
 

トリニティの星川​哲視代表取締役

 また、フェリカネットワークスのプラットフォーム推進部の相澤浩氏も駆けつけ、「過去にない速さで開発が進んでいる。ユーザー拡大につながるのではないかと期待している」と話した。

 「NuAns NEO [Reloaded]」は、arenot、Amazon.co.jp、スマラボ、東急ハンズ、ビックカメラ、二子玉川 蔦屋家電、ヤマダ電機、ロフトで販売する予定。SIMフリー端末として一部のワイモバイルショップでの取り扱いも決定している。MVNOを含め、販売先は順次追加予定で、実店舗での展示・体験も進めていく。
 

一番左から、持ちやすさを重視したという厚みが気になるものの、カラフルなカバーの組み合わせは新しい
 

フックの部分を取り除くと貯金箱になるパッケージ(左)。カバー以外にも豊富なアクセサリを用意する

 コアの本体価格は税込4万9800円。初代「NuAns NEO」も税込2万9800円に値下げし、継続して販売する。「TWOTONE」は、各1512円~1924円、「FLIP」は2887円~3864円。

 SIMフリースマホが今後、ますます拡大すると見込まれるなか、OSをWindows 10 MobileからAndroidに変更し、再出発する「NuAns NEO」。競合する製品数がもともと少ない、4万5000円以上の高価格帯SIMフリースマホでの高いシェア獲得を目指す。デザインと機能の両面から、第1弾では届かなかった広い層にアプローチできるのか、新しい試みに注目したい。(BCN・嵯峨野 芙美)