10年前の2007年1月9日、米Appleは、「Macworld Expo 2007」で初めてiPhoneを発表した。当時のCEOのスティーブ・ジョブス氏がプレゼンテーションを行い、同年6月に米国で発売。それ以降、モデルチェンジを重ね、シリーズ累計販売台数は16年7月に10億台を超えた。

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iPhoneを発表するスティーブ・ジョブス氏

iPhoneを引っさげ、日本の携帯市場に参入したApple

 iPhoneは、タッチ操作のワイドスクリーンのiPod、画期的な携帯電話、インターネット通信デバイスとしてブレイクスルーを起こし、現在のスマートフォン普及のきっかけとなった。10周年を振り返り、Appleのティム・クックCEOは、「iPhoneは今や生活に欠かせず、コミュニケーションや娯楽、仕事、暮らしを再定義した。iPhoneは最初の10年間でモバイルコンピューティングの標準を確立したが、”最高”はまだ来ていない」とコメントしている。
 
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10年間に発売した歴代iPhone

 日本での販売開始は08年。7月11日に「iPhone 3GS」を発売し、10年6月24日に発売した「iPhone 4」はロングセラーになった。
 
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 家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」の年間データによると、スマートフォン全体の販売台数に占めるAppleのシェアは、iPhoneの取り扱いキャリアが3社に増えた2年目の14年には55.8%と、6割に迫った。16年も51.7%を占め、依然として2位以下を大きく引き離している。
 
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既報<歴代iPhone販売台数トップは「iPhone 6」、右肩上がりのピークは過ぎたか>の通り、国内で販売された歴代iPhone累計販売台数1位は「iPhone 6」だ。新しいiPhoneの売れ行きは、熱心なiPhoneファンの買い替えが集中する発売直後の販売動向からほぼ予測できる。発売後10日間の販売台数が過去3年間で最低の水準だった最新モデル「iPhone 7」は、急激に伸びない限り、「iPhone 6」は超えられないだろう。

 ただ、発売から3か月間の販売台数を比較すると、「iPhone 7」は前機種「iPhone 6s」より若干下回っているものの、「iPhone 7 Plus」は「iPhone 6s Plus」を上回っており、2機種あわせると、前年実績を超えている。
 
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 2月1日から、スマートフォンの販売に関し、下取りによる割引などを含めた「実質0円販売」の禁止の厳格化、SIMロック解除可能になるまでの期間短縮といった内容が盛り込まれた新たなガイドラインが適用される。ガイドラインの見直しは、プラス、マイナス、どちらに働くか。最近、スマートフォンというと、「SIMフリー」ばかり注目されがちだが、新たにデュアルカメラを搭載した「iPhone 7 Plus」を中心に、iPhoneの動きにも注目だ。(BCN・嵯峨野 芙美)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。