ZTE、オーディオ注力のハイエンドスマホ「AXON 7」と「AXON 7 mini」

新製品

2016/10/13 17:17

 ZTEジャパンは10月13日、SIMロックフリースマートフォンのハイエンドシリーズの新製品として、オーディオに注力した「AXON 7」と「AXON 7 mini」を10月21日に発売すると発表した。10月13日から、家電量販店やECショップで先行予約の受付も開始した。


ハイエンドモデル「AXON 7」

 ZTEのハーバード・チャンマーケティングディレクターは「プレミアム機種を日本市場に導入することで、日本で新たな成功をもたらすことができると確信している」と自信を見せ、「お客様に製品を手にとっていただくことが、強固なブランドを築く源となる」と語った。
 

あいさつするZTEのハーバード・チャンマーケティングディレクター

 さらに「ZTEは、スポーツマーケティングを通じて消費者の皆様とつながることで、ブランド認知度を高めている」と述べた上で、「日本でもメディアやファンの皆様とより多くの接点を持つべく、スポーツチームへのスポンサーシップを行うことを検討している」との考えを示した。

 東京都内で開催した発表会には、シンガーソングライターの平原綾香さんも登場し、「最初は疑いもあったが、スピーカーを持ち歩いているような素晴らしい音でびっくりしました。映像も、その場にいるような感覚です」と実際に使った感想を話した。
 

「AXON 7」をPRする平原綾香さん

 「AXON 7」は、ZTEが展開するスマホの最上位機種で、中国の西安音楽学院と協力した音響システム「Pure Sound 1.0」が最大の特徴だ。パワフルなデュアルスピーカーに加え、旭化成エレクトロニクス製の高級オーディオ専用チップを備え、雑味・歪みといった濁りをなくした高音質のHi-Fiサウンドを実現した。ハイレゾ対応のヘッドホンを使用すれば、ハイレゾ音源の再生にも対応する。さらに、「AXON 7」「AXON 7 mini」とも、映画館やホームシアターなどに導入されている立体音響技術「ドルビーアトモス」を日本のスマホで初めて実装した。
 

旭化成エレクトロニクス製のオーディオチップ
 

立体感のあるシアターレベルのサラウンド音を提供する「ドルビーアトモス」の特徴

 「AXON 7」は、5.5インチの2K対応ディスプレイ、2000万画素、F値1.8のメインカメラ、64GBのストレージを搭載し、光学式と電子式による手ブレ補正が利用可能。デザインは、BMWグループのデザインチーム「Designworks」と協力。航空機などに使われるアルミを採用して高級感のある仕上がりにした。
 

アルミを採用した高級感あるデザイン

 一回り小さい「AXON 7 mini」は5.2インチのフルHDディスプレイ、1600万画素、F値1.9のメインカメラ、32GBのストレージを搭載する。このほか、共通の特徴として、指紋認証センサや、急速充電が可能な「Qualcomm Quick Charge」、デュアルSIMスロットなどを備える。

 カラーは、ともにイオンゴールドとクオーツグレーの2色。税別価格は「AXON 7」が5万9800円、「AXON 7 mini」が3万9800円。