ソフトバンク、月20GB、月額6000円の新データ定額プラン「ギガモンスター」

新製品

2016/09/09 17:04

 ソフトバンクは、月20GBで税別月額6000円の新プラン「ギガモンスター」を発表した。9月13日から受け付けを開始する。新CMも発表し、新たにタレントの佐藤健さんが白戸家の弟役として登場する。


月20GB/30GBのプランを「ギガモンスター」として訴求する

 料金プラン「スマ放題」「スマ放題ライト」で選べるデータ定額サービスとして、データ容量が月20GBで月額6000円の「データ定額 20GB」、月30GBで月額8000円の「データ定額 30GB」を提供し、この2つのプランを「ギガモンスター」と名づけた。

 説明会で登壇したソフトバンク取締役でプロダクト&マーケティング統括兼技術統括の今井康之専務は、新たに防水やFeliCaに対応した9月16日発売の新モデル「iPhone 7」について「日本仕様のようだ」と喜んだあと、「今後、大容量化するコンテンツに備えるため、データプランに新たなスタンダードとして『ギガモンスター』を用意した」と、新プランの狙いを語った。
 

今井康之専務

 従来の標準的なデータ定額サービス「データ定額パック・標準(5)」では、月5GBで5000円だったが、1000円上乗せするだけで4倍の容量を利用できる。20GBの大容量なら、残りの容量を気にすることなく、外出先でも動画やゲームなどを楽しめる。1GBあたりの単価も安い。
 

1000円上乗せで通信量の上限は4倍に拡大する

 「ギガモンスター」は、3日間での通信速度制御の対象外。余ったデータ容量は、すべて翌月に繰り越せる。従来プランでは、通常月500円または無料だったテザリングオプションの月額使用料は1000円となるが、「ギガモンスター」の提供開始日の9月13日から2017年4月末までは、テザリングオプションが無料で使えるキャンペーンを実施する。

 ソフトバンク技術統括モバイル技術本部ネットワーク企画統括部の北原秀文統括部長は「大容量で低価格は、5Gの有力な要素技術の一つ、Massive MIMO(マッシブマイモ)のおかげで実現できた」と説明した。
 

北原秀文統括部長

 「Massive MIMO」は、大量のアンテナとビームフォーミングなどの技術により、一人一人に専用の電波を割り当てることで混雑する場でも、安定した通信を可能にする技術。全国都市部100局から順次拡大する予定。

 ゲストとして白戸家のお父さん、ダンテ・カーヴァーさん、佐藤健さん、アニマル浜口さん、浜口京子さんらを招き、新CMを上映した。
 

「白戸家」メンバーの一員になった佐藤健さん

 新たにCMに起用され、「白戸家」メンバーの一員になった佐藤健さんは「白戸家のCMが10年間続いているのは、撮影現場に温かい雰囲気があるから」と話し、「白戸家の仲間になったからには便利になり続けるソフトバンクをアピールしていきたい」と意気込んだ。