2026.10.07 11:30
豆知識洗濯表示の意味を総まとめ 洗い方や乾燥、アイロンの方法まで新旧ともに徹底解説
「大切にしている服を洗濯したいのだけど、洗濯表示の意味がわからない……」「新しい服と昔に買った服で洗濯表示が違うのはなんで?」服を洗濯する際、このような疑問を感じたことがある方は多いのではないでしょうか。
洗濯表示は一見難しそうに見えますが、正しく理解すれば衣類の縮みや色落ち、型崩れを防ぎ、長くきれいに着ることができる大切な目印です。
また、洗濯表示はこれまでに2度の大きな改正が行われており、2016年の改正で国際基準に統一、さらに2024年の改正ではよりわかりやすく、デジタル時代に対応した新しいマーク体系へと進化しました。
そこで本記事では、新旧それぞれの洗濯表示の意味を丁寧に解説します。「タグの意味がわからない」この記事を読めば今日から迷わずお手入れできるようになるはずです。
洗濯表示は、衣類の正しい洗い方を示すために欠かせないマークですが、実は2016年と2024年の2度にわたって改正されています。
まず2016年の改正では、日本独自のJIS(JIS L0217)が廃止され、国際基準(ISO 3758)に統一されました。これにより、海外製品にも共通するシンプルな図形マークが採用され、より直感的に理解できるようになりました。旧表示にあった日本語表記(「ドライ」「弱洗い」など)は削除され、線や点、記号の組み合わせで意味を伝える形式へと変更されています。
さらに2024年の改正では、「JIS L0001:2024」として新たに細部の修正が行われました。洗濯温度の区分や「手洗い」マークの線幅、乾燥・クリーニングに関する補助記号などが見直され、より誤解のない表現にブラッシュアップされています。
現在は「JIS L0001:2024」に基づく洗濯表示が使用されています。ただし、以前に製造・販売された衣類には旧表示が残っている場合があるため、新旧の違いを理解しておくと安心です。
2024年に施行された新しい洗濯表示基準は、2016年の国際統一ルールをさらにわかりやすく改良したものです。
ここからは、新しい洗濯表示の意味について確認していきましょう。
「洗い方(洗濯処理)」のマークは、洗濯桶のアイコンで表されます。
主なマークと意味は以下のとおりです。
漂白のマークは、三角形(△)のアイコンで表されます。これは、主に「塩素系・酸素系漂白剤の使用可否」を示すもので、洗剤や漂白剤を選ぶ際に非常に重要な目印です。
主なマークと意味は以下のとおりです。
乾燥のマークは、四角形(□)をベースとしたアイコンで表されます。乾燥マークは大きく分けて「タンブル乾燥」と「自然乾燥」の2種類があり、それぞれ以下のように表記されます。
アイロンのマークは、アイロン型のアイコンで示されます。この表示では、アイロン掛けが可能かどうか、また温度設定の目安を判断できます。
主なマークと意味は以下のとおりです。
クリーニングのマークは、円形(○)をベースとしたアイコンで示され、ドライクリーニングやウェットクリーニングの可否を表します。
主なマークと意味は、以下のとおりです。
2016年の改正以前に使われていた「旧洗濯表示」は、日本独自のJIS規格に基づいており、現在のような「図形+記号による国際規格」ではなく、日本語文字や線の数で表す方式が採用されていました。旧表示は2016年の改正で廃止され、以後は国際的に統一された記号方式に変更されています。
しかし、古い衣類タグや中古品・ヴィンテージ衣類には、いまも旧表示が残っていることがあるため、各表示の意味を理解しておくことが大切です。
以下では、旧表示の各分類ごとに主要なマークと意味を紹介します。
旧洗濯表示の洗い方表示は、洗濯機を模した長方形のマークで表されており、内部に書かれた数字や文字によって洗濯温度や洗い方の強さが区別されていました。
それぞれのマークと意味は、以下のとおりです。
旧洗濯表示における塩素漂白表示は、三角フラスコの中に「エンソサラシ」と記されたアイコンで表されていました。これは「塩素晒し(塩素系漂白)」のことで、衣類を漂白剤で処理してもよいかどうかを示すものです。
現在のように酸素系・塩素系を区別する仕組みはなく、塩素系漂白剤の使用可否のみを判断するのが特徴でした。
それぞれのマークの意味は、以下のとおりです。
旧洗濯表示におけるアイロン表示は、現在と同様にアイロンの形をしたマークで表されていましたが、温度の区分や表記方法が文字中心で、現行のような点による区別はありませんでした。
それぞれのマークの意味は、以下のとおりです。
また、旧表示の特徴として、スチーム可否に関する記号が存在しなかった点も挙げられます。
旧洗濯表示の「クリーニング」は、丸いマークの中に日本語で「ドライ」や「セキユ系」などの文字が入ったアイコンで表されていました。
現在のように「P」や「F」といったアルファベットではなく、使用できる溶剤の種類を日本語で直接表記していたのが特徴です。
それぞれのマークの意味は、以下のとおりです。
なお、旧表示ではウェットクリーニング(水を使う専門洗浄)に関するマークが存在せず、家庭洗濯との区別が曖昧だったため、2016年改正以降は「W」マークが新設されています。
旧洗濯表示における「絞り方」は、ねじれた布のアイコンで表されていました。これは、洗濯の脱水工程でどの程度力を加えてよいか・どのように処理すべきかを示すもので、現在の洗濯機の「脱水」機能に相当します。
それぞれのマークと意味は、以下のとおりです。
旧表示が使われていた時代では、「脱水機を使う」という前提が一般的ではなかったため、手でねじる動作をアイコン化していました。また、現在のように「洗濯機内での自動脱水」や「ドライコースでの軽い脱水」などの細かい設定は想定されておらず、家庭での手作業を基準としたシンプルな指示になっていたのが特徴です。
なお、手でねじるマークに「弱い絞り」という表示がある衣類は、水分を多く含んだまま陰干しすることが推奨されており、現在の洗濯機でも「脱水短め」または「ドライコース」で代用することが推奨されています。
旧洗濯表示における「干し方」は、洋服のシルエットを模したマークで記されていました。
それぞれのマークと意味は、以下のとおりです。
洗濯表示は、2016年と2024年の改正を経て、現在の表示は国際基準(ISO)に合わせた統一記号に変わり、海外製品でも共通して理解できるようになりました。しかし、現在でも旧洗濯表示が使われている服も多く流通しているため、それぞれの時代のマークと意味を理解しておくことが大切です。
洗濯表示は小さなマークですが、正しく理解すれば衣類のトラブルを防ぐ大きな力になります。普段何気なく見ているタグも、今日からは「素材を守るヒント」として、ぜひ一度じっくり確認してみてください。
洗濯表示は一見難しそうに見えますが、正しく理解すれば衣類の縮みや色落ち、型崩れを防ぎ、長くきれいに着ることができる大切な目印です。
また、洗濯表示はこれまでに2度の大きな改正が行われており、2016年の改正で国際基準に統一、さらに2024年の改正ではよりわかりやすく、デジタル時代に対応した新しいマーク体系へと進化しました。
そこで本記事では、新旧それぞれの洗濯表示の意味を丁寧に解説します。「タグの意味がわからない」この記事を読めば今日から迷わずお手入れできるようになるはずです。
新しくなった洗濯表示
洗濯表示は、衣類の正しい洗い方を示すために欠かせないマークですが、実は2016年と2024年の2度にわたって改正されています。
まず2016年の改正では、日本独自のJIS(JIS L0217)が廃止され、国際基準(ISO 3758)に統一されました。これにより、海外製品にも共通するシンプルな図形マークが採用され、より直感的に理解できるようになりました。旧表示にあった日本語表記(「ドライ」「弱洗い」など)は削除され、線や点、記号の組み合わせで意味を伝える形式へと変更されています。
さらに2024年の改正では、「JIS L0001:2024」として新たに細部の修正が行われました。洗濯温度の区分や「手洗い」マークの線幅、乾燥・クリーニングに関する補助記号などが見直され、より誤解のない表現にブラッシュアップされています。
現在は「JIS L0001:2024」に基づく洗濯表示が使用されています。ただし、以前に製造・販売された衣類には旧表示が残っている場合があるため、新旧の違いを理解しておくと安心です。
新しい洗濯表示の意味
2024年に施行された新しい洗濯表示基準は、2016年の国際統一ルールをさらにわかりやすく改良したものです。
ここからは、新しい洗濯表示の意味について確認していきましょう。
洗い方(洗濯処理)
「洗い方(洗濯処理)」のマークは、洗濯桶のアイコンで表されます。
主なマークと意味は以下のとおりです。
| マーク | 意味 |
|---|---|
| 洗濯機で洗える(桶の中の数字は洗濯の上限温度) | |
| 弱い水流で洗濯可(桶の中の数字は洗濯の上限温度) | |
| 非常に弱い水流で洗濯可(桶の中の数字は洗濯の上限温度) | |
| 洗濯不可 | |
| 40度までの水温で手洗いのみ可 | |
| 30度までの水温で手洗いのみ可 |
漂白
漂白のマークは、三角形(△)のアイコンで表されます。これは、主に「塩素系・酸素系漂白剤の使用可否」を示すもので、洗剤や漂白剤を選ぶ際に非常に重要な目印です。
主なマークと意味は以下のとおりです。
| マーク | 意味 |
|---|---|
| 塩素系・酸素系の漂白剤が使用可能 | |
| 酸素系漂白剤のみ使用可能 | |
| 漂白剤の使用禁止 |
乾燥
乾燥のマークは、四角形(□)をベースとしたアイコンで表されます。乾燥マークは大きく分けて「タンブル乾燥」と「自然乾燥」の2種類があり、それぞれ以下のように表記されます。
| マーク | 意味 |
|---|---|
| 低温で乾燥可(上限60℃程度) | |
| 高温で乾燥可(上限80℃程度) | |
| タンブル乾燥禁止 |
| マーク | 意味 |
|---|---|
| つり干し | |
| ぬれつり干し | |
| 日陰でのつり干し | |
| 日陰でのぬれつり干し | |
| 平干し | |
| ぬれ平干し | |
| 日陰での平干し | |
| 日陰でのぬれ平干し |
アイロン
アイロンのマークは、アイロン型のアイコンで示されます。この表示では、アイロン掛けが可能かどうか、また温度設定の目安を判断できます。
主なマークと意味は以下のとおりです。
| マーク | 意味 |
|---|---|
| 210度まででアイロン可 | |
| 160度まででアイロン可 | |
| 120度まででアイロン可 | |
| 120度までを限度にスチームなしでアイロン可 | |
| アイロン禁止 |
クリーニング
クリーニングのマークは、円形(○)をベースとしたアイコンで示され、ドライクリーニングやウェットクリーニングの可否を表します。
主なマークと意味は、以下のとおりです。
| マーク | 意味 |
|---|---|
| パークロロエチレン・ジブトキシメタン・石油系溶剤 デカメチルペンタシクロシロキサンによるドライクリーニング可 |
|
| パークロロエチレン・ジブトキシメタン・石油系溶剤 デカメチルペンタシクロシロキサンによる弱いドライクリーニング可 |
|
| 石油系溶剤・デカメチルペンタシクロシロキサンによる ドライクリーニング可 |
|
| 石油系溶剤・デカメチルペンタシクロシロキサンによる 弱いドライクリーニング可 |
|
| ドライクリーニング不可 |
| マーク | 意味 |
|---|---|
| ウェットクリーニング可 | |
| 弱いウェットクリーニング可 | |
| 非常に弱いウェットクリーニング可 | |
| ウェットクリーニング禁止 |
旧洗濯表示の意味
2016年の改正以前に使われていた「旧洗濯表示」は、日本独自のJIS規格に基づいており、現在のような「図形+記号による国際規格」ではなく、日本語文字や線の数で表す方式が採用されていました。旧表示は2016年の改正で廃止され、以後は国際的に統一された記号方式に変更されています。
しかし、古い衣類タグや中古品・ヴィンテージ衣類には、いまも旧表示が残っていることがあるため、各表示の意味を理解しておくことが大切です。
以下では、旧表示の各分類ごとに主要なマークと意味を紹介します。
洗い方
旧洗濯表示の洗い方表示は、洗濯機を模した長方形のマークで表されており、内部に書かれた数字や文字によって洗濯温度や洗い方の強さが区別されていました。
それぞれのマークと意味は、以下のとおりです。
| マーク | 意味 |
|---|---|
| 洗濯機での洗濯可(数字は洗濯温度の上限) | |
| 弱い洗濯機での洗濯可(数字は洗濯温度の上限) | |
| 手洗いが可能(数字は洗濯温度の上限) | |
| 家庭での洗濯禁止 |
塩素漂白
旧洗濯表示における塩素漂白表示は、三角フラスコの中に「エンソサラシ」と記されたアイコンで表されていました。これは「塩素晒し(塩素系漂白)」のことで、衣類を漂白剤で処理してもよいかどうかを示すものです。
現在のように酸素系・塩素系を区別する仕組みはなく、塩素系漂白剤の使用可否のみを判断するのが特徴でした。
それぞれのマークの意味は、以下のとおりです。
| マーク | 意味 |
|---|---|
| 塩素系漂白剤の使用可 | |
| 塩素系漂白剤の使用禁止 |
アイロン
旧洗濯表示におけるアイロン表示は、現在と同様にアイロンの形をしたマークで表されていましたが、温度の区分や表記方法が文字中心で、現行のような点による区別はありませんでした。
それぞれのマークの意味は、以下のとおりです。
| マーク | 意味 |
|---|---|
| 高温(200度まで)でアイロン可 | |
| 中温(150度まで)でアイロン可 | |
| 低温(110度まで)でアイロン可 | |
| アイロン禁止 |
また、旧表示の特徴として、スチーム可否に関する記号が存在しなかった点も挙げられます。
クリーニング
旧洗濯表示の「クリーニング」は、丸いマークの中に日本語で「ドライ」や「セキユ系」などの文字が入ったアイコンで表されていました。
現在のように「P」や「F」といったアルファベットではなく、使用できる溶剤の種類を日本語で直接表記していたのが特徴です。
それぞれのマークの意味は、以下のとおりです。
| マーク | 意味 |
|---|---|
| パークロロエチレンや石油系溶剤による ドライクリーニング可 |
|
| 石油系溶剤でのクリーニング可 | |
| ドライクリーニング禁止 |
なお、旧表示ではウェットクリーニング(水を使う専門洗浄)に関するマークが存在せず、家庭洗濯との区別が曖昧だったため、2016年改正以降は「W」マークが新設されています。
絞り方
旧洗濯表示における「絞り方」は、ねじれた布のアイコンで表されていました。これは、洗濯の脱水工程でどの程度力を加えてよいか・どのように処理すべきかを示すもので、現在の洗濯機の「脱水」機能に相当します。
それぞれのマークと意味は、以下のとおりです。
| マーク | 意味 |
|---|---|
| 通常の絞り可 | |
| 絞り禁止 |
旧表示が使われていた時代では、「脱水機を使う」という前提が一般的ではなかったため、手でねじる動作をアイコン化していました。また、現在のように「洗濯機内での自動脱水」や「ドライコースでの軽い脱水」などの細かい設定は想定されておらず、家庭での手作業を基準としたシンプルな指示になっていたのが特徴です。
なお、手でねじるマークに「弱い絞り」という表示がある衣類は、水分を多く含んだまま陰干しすることが推奨されており、現在の洗濯機でも「脱水短め」または「ドライコース」で代用することが推奨されています。
干し方
旧洗濯表示における「干し方」は、洋服のシルエットを模したマークで記されていました。
それぞれのマークと意味は、以下のとおりです。
| マーク | 意味 |
|---|---|
| つり干し | |
| 日陰の釣り干し | |
| 平干し | |
| 日陰の平干し |
まとめ
洗濯表示は、2016年と2024年の改正を経て、現在の表示は国際基準(ISO)に合わせた統一記号に変わり、海外製品でも共通して理解できるようになりました。しかし、現在でも旧洗濯表示が使われている服も多く流通しているため、それぞれの時代のマークと意味を理解しておくことが大切です。
洗濯表示は小さなマークですが、正しく理解すれば衣類のトラブルを防ぐ大きな力になります。普段何気なく見ているタグも、今日からは「素材を守るヒント」として、ぜひ一度じっくり確認してみてください。
あわせて読みたい
子育て世帯の家事負担の実態に迫る 親たちの負担はどこに?
コミットグロースは7月3日に、同社の運営する子育てコミュニティ「てつなぎ」が、30~40代を中心とした子育て世帯を対象に実施した、「子育...
狭い家でもOK!「ドラム式洗濯乾燥機」はスリムがトレンド
【おしえてビックさん・44】梅雨シーズンは、洗濯~乾燥まで1台で完結するドラム式洗濯乾燥機が活躍します。あこがれの家電ですが、最近では...
注目の記事
「ガス式」からのリプレイスも視野に、乾燥時間を約45%短縮したパナソニックの屋外排気式電気衣類乾燥機「ソレイル」
「分けて洗いたい…」 汚れたスニーカーや運動着の洗濯に便利なバケツ型洗濯機が登場
六本木ヒルズにLGのポップアップカフェが期間限定で、衣類ケア家電「LG Styler」を無料体験
梅雨のストレス解消、“洗濯サブスク”という新習慣 宅配型「しろふわ便」が利用者増加
雨の日の洗濯も快適!「衣類乾燥除湿機」は部屋干しに強い