スマホバッテリーの交換タイミングを徹底解説 費用や注意点についても詳しく紹介
日常使いすることが多いスマートフォン(スマホ)。毎日使っているとスマホのバッテリーが持たないなと感じることや、充電してもすぐにバッテリーが切れると思うことはないでしょうか。生活に欠かせないアイテムだけあって、困ってしまうこともありますよね。そういう時はバッテリーを交換する必要があります。
「バッテリーがすぐに切れて困る!」という方のために、この記事では交換した方がいいタイミングから交換方法、費用について解説します。交換時に気を付けるべきことも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
スマホのバッテリー交換のタイミングは、バッテリーの容量が7~8割を下回ったときとされています。
充電頻度や使用頻度によって劣化のスピードは異なりますが、一般的な寿命は2~3年です。充電回数でいうと、500回で約8割程度までバッテリーが劣化するといわれています。
充電式バッテリーは消耗品のため、遅かれ早かれ交換のタイミングがやってくるので、事前にバッテリー容量がどれくらいになったら交換するかを決めておくとよいでしょう。
バッテリーの劣化具合を確認する方法は、以下のとおりです。
iPhoneの場合
設定アプリを開き、「バッテリー>バッテリーの状態と充電」と遷移しましょう。遷移先のページで最大容量の欄に「●%」などの数値が表示されます。
この数値は新品時と比べた値です。最大容量の数値が低下していると、バッテリーが劣化しているということになります。
また、「最大容量」の下にある「ピークパフォーマンス性能」の表示も確認してください。「お使いのバッテリーが著しく劣化しています……」と表示されていた場合、バッテリーの交換を検討しましょう。
Androidの場合
GalaxyやAQUOS、Xperiaシリーズなど一部の機種では、バッテリーの状態が確認可能です。確認方法は機種により異なりますが、「設定>端末情報>バッテリー(電池)情報」とタップしていくことで確認ができます。
バッテリーが劣化していると、「内蔵電池が劣化しています(50%以下)」などのような表示が出ます。表示内容を見て、バッテリー交換を検討しましょう。
また、Pixelなどの端末では、バッテリーの状態を診断することも可能です。困っている内容をタップすることで、問題のトラブルシューティングをすることができます。
スマホのバッテリーは、最大容量の低下だけでなく以下のような症状が出たときも交換を検討すべきです。
・電池持ちが極端に悪くなる
・突然シャットダウンする
・バッテリー残量の表示が急激に上下する
普段から使っていると、「充電の持ちが悪くなったな」と感じることがあるかもしれません。家を出る前に100%に充電しても、1日も電池が持たない場合は、交換の目安と考えてよいでしょう。
また、バッテリーの交換時期が近いと再起動やシャットダウンを繰り返す現象が多発する場合もあります。しかし、これは必ずしもバッテリーが原因とは言い切れません。ほかの原因を含め、お店などで確認をおすすめします。
そのほか、画面の明るさを最大にしても、画面が暗くなってしまう場合や画面上部のバッテリー残量と端末の実際の状態が一致していない場合も、バッテリーを交換した方がいい状態です。
充電したばかりなのに、残量表示が減っているという場合は、バッテリーの劣化にともないスマホ自体がバッテリー残量を正確に把握できていない可能性があります。
ここからは、iPhoneとAndroidそれぞれにおけるバッテリーの交換方法と費用について解説します。
iPhoneの場合、Appleかスマホを買った携帯キャリア会社、正規サービスプロバイダなどでバッテリー交換ができます。
正規サービスプロバイダとは、Apple認定の修理店です。「ビックカメラ」や「カメラのキタムラ」などが該当します。
交換費用は機種によっても異なりますが、7,500~1万5,000円ほどが費用相場です。
なお、Appleで交換を依頼する際、「AppleCare+」というサービスに加入しているか確認しましょう。「AppleCare+」とはスマホを購入する際に加入できる保証サービスで、一定条件下であればバッテリーの無償交換が可能です。
また、キャリア独自の保証制度に加入することで費用を抑えられる場合もあります。内容はキャリアごとに異なるため、事前に確認しましょう。
Androidの場合は、各メーカーか携帯キャリア会社の店舗に問い合わせましょう。店舗や業者によって異なりますが、バッテリー交換にかかる費用相場は、3,000円~1万2,000円程度です。
メーカーへ依頼する一番のメリットは、安心感でしょう。純正品パーツを使って修理するため品質も保証されます。ただし、修理・交換に時間がかかる場合があるため、時間に余裕を持った依頼がポイントです。
一方のキャリア会社で交換する場合は、iPhoneと同様にキャリア独自の保証制度によって費用が異なります。そのため、事前に保証内容などをしっかり確認するのがおすすめです。
スマホのバッテリー交換を依頼する際は、事前にスマホに入っているデータのバックアップをとっておきましょう。場合によっては、本体の初期化を行ってスマホ内のデータが消去される可能性があるためです。
また、代替機の貸し出しがあるかも確認しておきたいポイントです。預かり交換となった場合に、代替機のレンタルができれば修理中に困ることもありません。
バッテリー交換にかかる期間は、キャリアやメーカーによって異なります。
即日対応しているところであれば、持ち込みの場合、半日~1日前後で完了するでしょう。
ただし、基本的には預かりとなることが多く、その場合は1~2週間が目安です。
バッテリー交換の依頼先としては、キャリアやメーカー以外にも、修理ショップが挙げられます。修理ショップは、非正規のため正規のお店よりも安価な価格表示がされているのが特徴です。
ただし、一度でも非正規の修理ショップで修理すると、キャリアやメーカーの保証やサポートが受けられなくなる可能性があります。そのほか、機種によっては一部機能に制限がかかる場合もあることを理解しておきましょう。
なお、修理ショップを選ぶときは、総務省の登録を受けているかを確認することが大切です。総務省の登録修理業者であれば、バッテリー交換も安心して依頼できるでしょう。
参考:総務省「登録修理業者一覧」
スマホのバッテリーは、日常の何気ない使い方に注意することで長持ちさせることができます。
「バッテリーを交換しようと思っているけれど、交換まではなんとか保ってほしい」という人も、以下のようなポイントを意識して使ってみましょう。
・過充電を避ける
・高温な場所にスマホを放置しない
・充電中にスマホを操作しない
・不要な設定をオフにする
それぞれの方法について、詳しく解説します。
バッテリーを長持ちさせるためには、過充電を避けることが大切です。
過充電とは、充電が100%になっているにもかかわらず充電し続けること。特に、夜寝る前にスマホを充電し、朝まで充電しっぱなしにしている場合などは注意が必要です。
バッテリーの劣化を防ぐうえでは、バッテリー残量が20%~80%の間を保つと効果的です。スマホを充電する際は、時間を決めて充電しすぎないようにしましょう。
また、最近のスマホには、過充電を防ぐために充電量をコントロールできる機能を搭載しているものも多いので、充電設定を見直してみるのもおすすめです。
スマホのバッテリーを長持ちさせるには、スマホを置く場所にも注意したいところです。
スマホに使用されているリチウムイオン電池は高温に弱いため、車の中や窓際など、日が当たるところに放置しないように注意しましょう。
また、充電中はスマホが熱を持つので、充電の際はスマホケースを外しておくといった対策も有効です。
スマホのバッテリーを劣化させる行為として、充電中のスマホ操作も挙げられます。
なぜなら、充電中にスマホを操作すると、スマホ本体がより熱を持ち、リチウムイオン電池を劣化させてしまうからです。
ついついやってしまいがちなことですが、バッテリーを長持ちさせたいなら、充電しながらのスマホ使用は避けるとよいでしょう。
スマホのバッテリーを長持ちさせるには、使用していない機能や設定をオフにするのもおすすめです。
たとえば、普段使っていないアプリの自動アップデート機能やバックグラウンド処理などをオフにすることで、バッテリーの消費を防ぐことができます。
また、使っていないときはBluetoothやWi-Fiをオフにしておくことも有効です。Wi-FiやBluetoothがオンの状態で機器やネットに接続していない場合、接続先を常時探している状態になり、電池の消費を増やしてしまいます。
そのほか、位置情報アプリなども使用していないのであれば、オフにしておいてください。もし使用する可能性があるのであれば、「使用中のみオンにする」に変更しておくと、電池を長持ちさせられます。
今回は、スマホのバッテリー交換に関するあれこれを紹介しました。私たちは日常的にスマホを使用しているため、使えないタイミングが少しあるだけでも不便を感じてしまうかもしれません。
本記事を参考に、自分のスマホがバッテリーの交換タイミングなのか把握して、適切な対処ができるようになりましょう。交換は保証の有無などでも費用が変わってくるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

「バッテリーがすぐに切れて困る!」という方のために、この記事では交換した方がいいタイミングから交換方法、費用について解説します。交換時に気を付けるべきことも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
スマホのバッテリーを交換するタイミング

スマホのバッテリー交換のタイミングは、バッテリーの容量が7~8割を下回ったときとされています。
充電頻度や使用頻度によって劣化のスピードは異なりますが、一般的な寿命は2~3年です。充電回数でいうと、500回で約8割程度までバッテリーが劣化するといわれています。
充電式バッテリーは消耗品のため、遅かれ早かれ交換のタイミングがやってくるので、事前にバッテリー容量がどれくらいになったら交換するかを決めておくとよいでしょう。
バッテリーの劣化具合を確認する方法
バッテリーの劣化具合を確認する方法は、以下のとおりです。
iPhoneの場合
設定アプリを開き、「バッテリー>バッテリーの状態と充電」と遷移しましょう。遷移先のページで最大容量の欄に「●%」などの数値が表示されます。
この数値は新品時と比べた値です。最大容量の数値が低下していると、バッテリーが劣化しているということになります。

また、「最大容量」の下にある「ピークパフォーマンス性能」の表示も確認してください。「お使いのバッテリーが著しく劣化しています……」と表示されていた場合、バッテリーの交換を検討しましょう。
Androidの場合
GalaxyやAQUOS、Xperiaシリーズなど一部の機種では、バッテリーの状態が確認可能です。確認方法は機種により異なりますが、「設定>端末情報>バッテリー(電池)情報」とタップしていくことで確認ができます。
バッテリーが劣化していると、「内蔵電池が劣化しています(50%以下)」などのような表示が出ます。表示内容を見て、バッテリー交換を検討しましょう。
また、Pixelなどの端末では、バッテリーの状態を診断することも可能です。困っている内容をタップすることで、問題のトラブルシューティングをすることができます。

こんな症状が出たら交換を検討しよう

スマホのバッテリーは、最大容量の低下だけでなく以下のような症状が出たときも交換を検討すべきです。
・電池持ちが極端に悪くなる
・突然シャットダウンする
・バッテリー残量の表示が急激に上下する
普段から使っていると、「充電の持ちが悪くなったな」と感じることがあるかもしれません。家を出る前に100%に充電しても、1日も電池が持たない場合は、交換の目安と考えてよいでしょう。
また、バッテリーの交換時期が近いと再起動やシャットダウンを繰り返す現象が多発する場合もあります。しかし、これは必ずしもバッテリーが原因とは言い切れません。ほかの原因を含め、お店などで確認をおすすめします。
そのほか、画面の明るさを最大にしても、画面が暗くなってしまう場合や画面上部のバッテリー残量と端末の実際の状態が一致していない場合も、バッテリーを交換した方がいい状態です。
充電したばかりなのに、残量表示が減っているという場合は、バッテリーの劣化にともないスマホ自体がバッテリー残量を正確に把握できていない可能性があります。
交換する方法と費用

ここからは、iPhoneとAndroidそれぞれにおけるバッテリーの交換方法と費用について解説します。
iPhoneの場合
iPhoneの場合、Appleかスマホを買った携帯キャリア会社、正規サービスプロバイダなどでバッテリー交換ができます。
正規サービスプロバイダとは、Apple認定の修理店です。「ビックカメラ」や「カメラのキタムラ」などが該当します。
交換費用は機種によっても異なりますが、7,500~1万5,000円ほどが費用相場です。
なお、Appleで交換を依頼する際、「AppleCare+」というサービスに加入しているか確認しましょう。「AppleCare+」とはスマホを購入する際に加入できる保証サービスで、一定条件下であればバッテリーの無償交換が可能です。
また、キャリア独自の保証制度に加入することで費用を抑えられる場合もあります。内容はキャリアごとに異なるため、事前に確認しましょう。
Androidの場合
Androidの場合は、各メーカーか携帯キャリア会社の店舗に問い合わせましょう。店舗や業者によって異なりますが、バッテリー交換にかかる費用相場は、3,000円~1万2,000円程度です。
メーカーへ依頼する一番のメリットは、安心感でしょう。純正品パーツを使って修理するため品質も保証されます。ただし、修理・交換に時間がかかる場合があるため、時間に余裕を持った依頼がポイントです。
一方のキャリア会社で交換する場合は、iPhoneと同様にキャリア独自の保証制度によって費用が異なります。そのため、事前に保証内容などをしっかり確認するのがおすすめです。
バッテリー交換で気を付けること
スマホのバッテリー交換を依頼する際は、事前にスマホに入っているデータのバックアップをとっておきましょう。場合によっては、本体の初期化を行ってスマホ内のデータが消去される可能性があるためです。
また、代替機の貸し出しがあるかも確認しておきたいポイントです。預かり交換となった場合に、代替機のレンタルができれば修理中に困ることもありません。
バッテリー交換にかかる期間
バッテリー交換にかかる期間は、キャリアやメーカーによって異なります。
即日対応しているところであれば、持ち込みの場合、半日~1日前後で完了するでしょう。
ただし、基本的には預かりとなることが多く、その場合は1~2週間が目安です。
修理ショップに注意

バッテリー交換の依頼先としては、キャリアやメーカー以外にも、修理ショップが挙げられます。修理ショップは、非正規のため正規のお店よりも安価な価格表示がされているのが特徴です。
ただし、一度でも非正規の修理ショップで修理すると、キャリアやメーカーの保証やサポートが受けられなくなる可能性があります。そのほか、機種によっては一部機能に制限がかかる場合もあることを理解しておきましょう。
なお、修理ショップを選ぶときは、総務省の登録を受けているかを確認することが大切です。総務省の登録修理業者であれば、バッテリー交換も安心して依頼できるでしょう。
参考:総務省「登録修理業者一覧」
バッテリーを長持ちさせる方法

スマホのバッテリーは、日常の何気ない使い方に注意することで長持ちさせることができます。
「バッテリーを交換しようと思っているけれど、交換まではなんとか保ってほしい」という人も、以下のようなポイントを意識して使ってみましょう。
・過充電を避ける
・高温な場所にスマホを放置しない
・充電中にスマホを操作しない
・不要な設定をオフにする
それぞれの方法について、詳しく解説します。
過充電を避ける
バッテリーを長持ちさせるためには、過充電を避けることが大切です。
過充電とは、充電が100%になっているにもかかわらず充電し続けること。特に、夜寝る前にスマホを充電し、朝まで充電しっぱなしにしている場合などは注意が必要です。
バッテリーの劣化を防ぐうえでは、バッテリー残量が20%~80%の間を保つと効果的です。スマホを充電する際は、時間を決めて充電しすぎないようにしましょう。
また、最近のスマホには、過充電を防ぐために充電量をコントロールできる機能を搭載しているものも多いので、充電設定を見直してみるのもおすすめです。
高温な場所にスマホを放置しない
スマホのバッテリーを長持ちさせるには、スマホを置く場所にも注意したいところです。
スマホに使用されているリチウムイオン電池は高温に弱いため、車の中や窓際など、日が当たるところに放置しないように注意しましょう。
また、充電中はスマホが熱を持つので、充電の際はスマホケースを外しておくといった対策も有効です。
充電中にスマホを操作しない
スマホのバッテリーを劣化させる行為として、充電中のスマホ操作も挙げられます。
なぜなら、充電中にスマホを操作すると、スマホ本体がより熱を持ち、リチウムイオン電池を劣化させてしまうからです。
ついついやってしまいがちなことですが、バッテリーを長持ちさせたいなら、充電しながらのスマホ使用は避けるとよいでしょう。
不要な設定をオフにする
スマホのバッテリーを長持ちさせるには、使用していない機能や設定をオフにするのもおすすめです。
たとえば、普段使っていないアプリの自動アップデート機能やバックグラウンド処理などをオフにすることで、バッテリーの消費を防ぐことができます。
また、使っていないときはBluetoothやWi-Fiをオフにしておくことも有効です。Wi-FiやBluetoothがオンの状態で機器やネットに接続していない場合、接続先を常時探している状態になり、電池の消費を増やしてしまいます。
そのほか、位置情報アプリなども使用していないのであれば、オフにしておいてください。もし使用する可能性があるのであれば、「使用中のみオンにする」に変更しておくと、電池を長持ちさせられます。
まとめ

今回は、スマホのバッテリー交換に関するあれこれを紹介しました。私たちは日常的にスマホを使用しているため、使えないタイミングが少しあるだけでも不便を感じてしまうかもしれません。
本記事を参考に、自分のスマホがバッテリーの交換タイミングなのか把握して、適切な対処ができるようになりましょう。交換は保証の有無などでも費用が変わってくるため、事前に確認しておくことをおすすめします。





