遠征・ライブでバッテリー切れを防ぐ! 推し活におすすめの設定&アイテム

【推し活スマホ最前線・4】推し活ではスマートフォン(スマホ)が大活躍します。会場までの経路検索、電車やバスの乗り換え案内、交通系ICアプリでの改札通過、現地でのレストラン探しやホテル予約、ライブチケットの提示、SNSやファンクラブアプリでの投稿・記録と、これらが全てスマホで完結します。ツアー遠征では、旅先の観光情報収集にも欠かせませんね。そこで今回は、推し活を安心・快適に楽しむための、実践的なバッテリー節約術を詳しく解説します。

 

スマホの省エネ設定術 バッテリーを最大限に活用するコツ

 推し活では、多くの場面でスマホを使うので、バッテリーの減りが早くなるのは当たり前。しかしスマホのバッテリー切れは、推し活において致命的です。会場で写真を撮ろうとした瞬間、帰りの電車を調べようとしたとき、画面が真っ黒。そんな事態だけは避けたいもの。「朝から夜まで1日中スマホを使い続ける」というヘビーユーザーも多く、「気付いたらバッテリー残量がゼロ」といったトラブルは日常茶飯事です。

 スマホのバッテリーを長持ちさせるため、まず「何が一番電力を消費しているのか」を知っておきましょう。実は、バッテリーを最も消耗させているのは画面表示とバックグラウンドで動作するアプリ。これらをうまくコントロールすれば、同じ使い方でもバッテリーの持ちを大幅に改善できます。
 
推し活遠征の悩みを解決

画面の明るさとアプリの管理が基本

 バッテリー消費の最大の原因は「画面の明るさ」と「バックグラウンドで動作するアプリ」です。

 画面輝度は「自動調節」をオンにしておくことをおすすめします。これで、周囲の明るさに応じて最適な輝度に調整してくれるようになります。会場内や夜間は手動でさらに暗くすると、より効果的です。

 次に重要なのがアプリの管理です。SNSアプリや地図アプリなど、使っていないときも裏で通信を続けているアプリが意外と多いもの。設定画面から「バックグラウンドアプリの更新」を個別に制御し、推し活で必要なアプリ以外は停止させておきましょう。
 
標準搭載の省エネ機能を活用
 
「Instagram」の例

 iPhoneとAndroidともに、ワンタッチでバッテリーを節約できる機能があります。iPhoneなら「低電力モード」(「設定」→「バッテリー」)、Androidなら「バッテリーセーバー」(「設定」→「バッテリー」)です。

 これらの機能をオンにすると、画面の明るさやアプリの動作が自動で制限され、バッテリー持ちが大幅に改善されます。バッテリー残量が少ないときに使うと便利です。
 
バッテリーの劣化を見逃すな! 状態チェックの方法

 「しっかり設定しているのに、以前より電池の減りが早い」と感じたら、バッテリー自体が劣化している可能性があります。

 スマホのバッテリーは消耗品とされています。充電と放電を繰り返すうちに、徐々に性能が低下します。一般的に2~3年使用すると、新品時の70~80%程度まで容量が減少。ひどい場合は50%以下になることもあります。

 バッテリー状態の確認は、iPhoneなら「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」→「最大容量」をチェック。85%を下回ったら交換を検討しましょう。Androidは機種により異なりますが、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの使用状況」で確認可能。表示されない場合は「AccuBattery」などのアプリが便利です。

 最大容量が80%を下回った場合は、正規サービスでのバッテリー交換を検討しましょう。早めの対処で、イベント当日のトラブルを防げます。
 

モバイルバッテリー&充電器―選び方と使い方のポイント

 推し活では1日中スマホを使い続けるため、内蔵バッテリーだけでは到底足りません。モバイルバッテリーは必須アイテムです。しかし、容量が大きすぎると重くて持ち運びが大変。小さすぎると肝心なときに電力不足になってしまいます。用途に合わせた最適な選び方を知っておきましょう。
 

容量選びは「使用時間」で決めよう

 日帰りのライブや丸一日の遠征なら、1万mAh以上のモバイルバッテリーが安心です。一般的なスマホ(バッテリー容量4000mAh程度)なら、約2回フル充電できる計算になります。
 
エレコムの薄型コンパクトモバイルバッテリー
「DE-C44-10000WF」

急速充電対応モデルを選ぼう

 PD(Power Delivery)やQC(Quick Charge)対応のモバイルバッテリーなら、短時間で素早く充電できます。休憩時間の10~15分でも、かなりの量を回復可能です。

 選び方のポイントは、USB Type-C搭載モデル(最新スマホに対応)、ケーブル一体型なら持ち忘れの心配なし、複数ポート付きなら、スマホとワイヤレスイヤホンを同時充電可能という点です。急速充電器も併用すれば、宿泊先でのフル充電も短時間で完了します。
 

意外と大切! ケーブルの備え

 「現地でケーブルを忘れたことに気付いた」「使っているうちに断線した」というトラブルは意外と多いものです。長短2本セット、または耐久性の高いメッシュケーブルを予備として持参することをおすすめします。

 推し活でのスマホトラブルは、事前の「備え」と「正しい使い方」で大幅に予防できます。アイテム選びと実践的なノウハウで、安心して推し活を楽しんでください。
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