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パナソニックが小世帯にフォーカスした商品群の提案を開始 キーワードは「コンパクトなのに上質で心地よく過ごせる家電」

スリムでソファのようなデザインのマッサージチェア

 3つめの価値提案「自分のからだと向き合う」で選ばれたのは、マッサージチェアのリアルプロカーサライン EP-MA110。発売は25年12月初旬予定で、市場想定価格は50万円前後だ。

 従来のマッサージチェアはサイズが大きく、小世帯で導入しようとしても搬入や設置スペースの問題があった。そこでMA110はひじ掛け幅を68cmに抑え、リクライニング時の奥行きも最大約180cmの省スペース設計。ソファライクなデザインとカラーで、インテリアとの親和性も高い。

 機能面ではフラッグシップモデルにも搭載されている最小10mm幅のモミ玉によって、コリをピンポイントでとらえるヒューマンハンドモミメカや広範囲をカバーする独自フレームを採用している。
 
ソファライクなMA110は
アイボリー(左右)とグレー(中)の2色展開

 近年、生活家電に参入する外資系メーカーや新興メーカーが増えている。冷蔵庫にしろ、洗濯機にしろ、基本の技術は昔からあるが、従来はブランドを重視する消費者が多く、そこが一番の参入障壁といえるものだった。

 だが、異業種による家電市場への参入やECに代表される販売チャネルの拡大、家電商品の値上がりや消費スタイルの変化、価値観の多様化などで消費者のブランドに対する意識は変わり、その意味で参入障壁は以前より低くなっている。

 パナソニックは障壁を超えて参入するメーカーに対して同質競争で対応するのではなく、同社の商品で時間やスペースを有効活用し、くつろぎやリフレッシュも交えた暮らしの質で対応すると捉えることができる。現時点では未発売の商品が多いため、小世帯でそろそろ買い替えを検討しているのであれば、発売時期をチェックした後、家電量販店の店頭などで実機を確認してみよう。

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