連日の40℃超えで、お盆参りの夜間シフトを提案

暮らし

2025/08/10 12:00

 證大寺は、内原智史デザイン事務所(UCLD)と共同開発した、130個のソーラーランタンでの夜間のお参り「月燈慈(がっとうじ)」を、船橋昭和浄苑(千葉県船橋市)にて8月13日17時30分、江戸川本坊(東京都江戸川区)にて8月17日17時30分に開始する。

船橋昭和浄苑の参道における「月燈慈」の実施イメージ

お墓参りによる熱中症で毎年死者が出ている

 連日40℃を超える猛暑の中でも、寺院のお盆法要は昔から変わらず日中に開催されており、お墓参りにともなう熱中症によって毎年死者が発生している。
 
「月燈慈」に用いられるソーラーランタン

 證大寺で行われる「月燈慈」は、暑さがそれほど厳しくない日没から行われ、ソーラーランタンを使用することで自然への負荷がかからない、持続可能な取り組みといえる。なお、ソーラーランタンは日没から自動点灯され、日中が晴天なら最大で8時間連続点灯する。
 
船橋昭和浄苑における「月燈慈」の様子

 船橋昭和浄苑では、8月13日17時30分にお盆法要が開始され、18時30分頃から「月燈慈」に灯りがともる。「月燈慈」が参道を優しく照らし、夜のお参りができるよう浄縁墓も照らされる。また、ソーラーランタンはお墓の前まで持っていける。
 
江戸川本坊における「月燈慈」の様子

 江戸川本坊では、8月17日17時30分に十七夜まつりが開始され、18時30分頃から「月燈慈」の点灯およびスカイランタンの打ち上げが行われる。
 
證大寺 江戸川本坊