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西武鉄道、2024年度以降、「サステナ車両(他社からの譲受車両)」を順次導入

経営戦略

2023/09/27 18:30

 西武鉄道は9月26日、環境負荷の少ない他社からの譲受車両「サステナ車両」の授受について、東急電鉄と小田急電鉄と連携することに合意し、2024年度から29年度にかけて、小田急電鉄「8000形」を国分寺線に、東急電鉄「9000系」を他のサステナ車両導入対象路線に順次導入すると発表した。「9000系」は2025年度以降、順次運行開始予定。

西武鉄道は東急電鉄・小田急電鉄から
サステナ車両の譲渡を受ける

本線系は新造車両、支線系は「サステナ車両」でSDGsに貢献

 サステナ車両とは他社から譲受した、旧型車両(直流モーター車)より消費電力の少ないVVVFインバータ制御車両を指す西武鉄道独自の呼称。いわゆる中古車両となる。
 
東急電鉄「9000系」(左)と小田急電鉄の「8000形」

 西武鉄道では、本線系(池袋線・新宿線など)への新造車両の導入に加え、今回、東急電鉄と小田急電鉄から譲受された「サステナ車両」100両を支線系(多摩川線・多摩湖線・西武秩父線・狭山線・国分寺線)に導入することで省エネルギー化を加速し、30年度までに車両のVVVF化100%達成を目指す。具体的には、サステナ車両100両導入で、年間約5700t(約2000世帯の年間排出量)のCO2削減が可能としている。

 西武鉄道、東急電鉄、小田急電鉄では、各社の経営理念に基づき、SDGsへの貢献を意識し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを積極的に推進していく。なお、導入時期や車両数は現時点での予定であり、今後の状況により変更になる可能性がある。
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