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東武鉄道と日立が共通プラットフォーム立ち上げ、決済やポイント付与などをワンストップで

暮らし

2023/08/30 10:07

 東武鉄道と日立製作所(日立)は、買い物、宿泊、エンターテインメントなどのさまざまな場面において安全で手軽な決済、ポイント付与、本人確認などを可能にする、生体認証を活用したデジタルアイデンティティの共通プラットフォームを2023年度中に立ち上げる。

2023年度中に東武ストアでセルフレジ導入

 共通プラットフォームでは、スマホやICカードなどを使うことなくデジタル空間上に保存されている個人の属性情報であるデジタルアイデンティティに生体認証を活用して安全にアクセス。業種を横断して、ポイント付与や本人確認などのサービスをワンストップで実現する。

 第一弾として、東武ストアでは23年度中に同プラットフォームに対応したセルフレジを複数店舗で導入。プラットフォームに生年月日や「TOBU POINT ID」、クレジットカード情報を登録していれば、東武ストアのセルフレジでカードやスマホを出さずに、生体認証でTOBU POINTの付与・利用、クレジットカード決済などが行えるようになる。年齢確認も行うため、店員による確認なしで酒類などが購入できる。
 
共通プラットフォームの利用シーン

 今後は第一弾で実施する東武ストアのセルフレジ導入後、顧客の評価を踏まえてプラットフォームの機能を拡張し、決済だけでなく、チェックイン、入退場など、さまざまなユースケースをサポートする。改札機における認証など、鉄道分野での活用を視野に入れた検討も進めるほか、その他の交通機関、商業施設、ホテル、スポーツクラブ、レジャー施設など、東武グループの各施設への導入を推進し、さまざまな実績をロールモデルとして全国に導入を拡大していく。