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「タイトル回収」がトレンド入り? そのタイトル回収でファンがうなった作品は?

時事ネタ

2023/05/04 12:00

 【いま注目のトレンドワード・292】 4月17日にTwitterでトレンド入りした“タイトル回収”というワード。専用のハッシュタグが使われるほどの話題ぶりだったが、ネットユーザーはいったいどのような内容で盛り上がっていたのだろうか。

タイトル回収で有名なマンガ『寄生獣』(画像はイメージ)

良い意味で裏切られる展開に感服!

 “タイトル回収”とは、マンガや小説などで用いられる演出のひとつ。タイトルと同じ文言がセリフで言及されたり、ストーリーの展開とタイトルの意味が合致したりすることを表す言葉だ。今回話題になったきっかけは不明だが、Twitter上では“#タイトル回収”というタグが突如拡散。タイトル回収が行われた作品を紹介する声が続出し、ジャンルも多岐に渡った。

 なかでも多くつぶやかれていたのはマンガ『寄生獣』だ。人間と寄生生物との戦いが描かれる作品のため、タイトルの“寄生獣”も敵対する寄生生物を指すものだと考えていた読者は少なくない。しかし作中では、「人間どもこそ地球を蝕む寄生虫!! いや…… 寄生獣か!」と敵役が言及。Twitterユーザーからは、「そっちか! という衝撃的なタイトル回収」などと評価する意見があった。

 また映画「ゼロ・グラビティ」では、原題タイトルにもなっている「GRAVITY(重力)」という文言がラストシーンで表示される。本来であればタイトルとストーリーがリンクする激アツ展開だが、邦題と原題では意味が真逆なため混乱を招いたよう。「邦題を決めた担当者の気持ちは分からなくもないが台無し感はすごい」と、視聴者に厳しくツッコまれている。

 他にも「『ゴールデンカムイ』は鳥肌が立った」「ミステリ小説だと『そして誰もいなくなった』が筆頭」といった声が。さらに「『SLAM DUNK』は最後に花道がスラムダンクを決めて勝つ話だと思っていたら、逆にタイトル関係なく終わった」と、タイトル回収しそうでしなかった作品を挙げる人もいた。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている