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岐阜・多治見市に土を表現する複合施設「THE GROUND MINO」オープン、五感で味わう食文化を創造

暮らし

2023/03/26 08:30

 アートホームデザインは、土をコンセプトにした複合施設「THE GROUND MINO」を4月から岐阜県多治見市にオープンする。

ショップや飲食店など複数のエリアで構成

 THE GROUND MINOは、美濃・多治見本町オリベストリートの中央部に位置する、土を表現するスタジオビレッジ。うつわの可能性を広げ、五感で味わう食文化を創造する場として、ショップや飲食店、ギャラリー、ラボなど複数のエリアから構成されている。

 THE GROUND MINOでは、人間と自然との共創であるうつわを新たな食文化として昇華しながら、土を科学し、哲学し、表現する。土という究極の自然を、現代の暮らしと、そして様々な作り手の魂と掛け合わることで、どんな景色を創っていくことができるのか。焼き物の里から、土の都へ。ここから、美濃を日本中、世界中に発信していく。

 中核となる施設として、at Kiln AOYAMAに続く2店舗目となる「at Kiln MINO」を展開。旗艦店となるMINO店では、Shop&Gallery、陶芸工房のほかに、アートを扱うArt Spaceや植栽も紹介していく。

 「at Kiln MINO Shop&Gallery」では、日常の一コマを上質に変える美しい手仕事のうつわを紹介する。美濃の陶作家作品を産地から発信、現代に価値あるうつわを提案する。また、季節に合わせ、テーマに基づきセレクトしたうつわも紹介していく。

 「at Kiln MINO 蔵 - KURA Art Space -」は、THE GROUND MINOの中に残る蔵をそのままにリノベーションしたアートギャラリー。美濃で活躍するアーティストの作品を中心に、土という素材を大胆に造形したアート作品の展示を行う。

 「at Kiln MINO Plants」では、五感を刺激するインテリア空間の構成要素の一つである植物と、美濃の陶作家、窯元によるうつわと花器を用意している。

 at Kiln MINOの工房「at Kiln MINO Ceramics Studio」では、at Kilnオリジナルのうつわの作陶だけでなく、カスタマイズした器の受注にも対応する。週末は一般の体験工房として、訪れた人々が大切にしたい1枚を一から作り上げる喜びと充実感が味わえるようサポートする。また、より陶芸を楽しみたい人のために、粘土や道具の販売も行う。

 美濃で活躍する陶作家を応援するプロジェクトとして、オープンアトリエの場所「at Kiln MINO Atelier_01」を作った。オリベストリートに接する位置にアトリエを設け、ここに訪れる人々へリアルなインスタレーションとして、作陶の現場からダイレクトに伝わるエモーションを共有する。最初のアーティストとして、陶芸家であり現代アーティストでもある東金聖さんを招き、活動してもらう。

 「Kitchen Studio/Photo Studio」では、うつわと食との親和性を発信していくために欠かせないキッチンと、伝えていくために必要な撮影のスタジオを併設。地域、産地産業に関わる人々を中心にシェアできるスタジオとなっている。

 Kitchen Studioは、ブラストチラー(急速冷凍機)、スチームコンベクションオーブン、真空包装機などプロユースの厨房機器とカウンター席、テーブル、チェアも利用できるホールを備え、飲食店営業、惣菜製造、菓子製造許可を取得した時間制シェアキッチンとなる。

 Photo Studioは、写真撮影の各種機材を備えたシェアスタジオ。商品の物撮り、イメージカット、動画配信などの撮影が可能。Kitchen Studioと合わせての利用も可能なので、作った料理を載せて撮影するなどECサイト、商品カタログの作成、SNS用の撮影などに利用することができる。

 「POSTO」は、多治見にあるレストラン「hoshizumi」の星住夫妻による新しいパスタのお店。旬、季節、素材を大事に料理を通して器と食の素晴らしさを表現する。土から生まれた素材の“料理とうつわ”が生み出す調和で、心豊かな時間を提供する。

 多治見市内でも有数の観光エリアでもある本町オリベストリートに面した「EVENT TERRACE」では、週末を中心にさまざまなイベントを開催する。

 「MA-RU Drop Pit」では、家庭にある不要な陶磁器製の食器の回収場所を常設。割れや欠けたものでも回収する。回収したうつわは三つに仕分けし、新たな使い手へバトンタッチしていく。