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デンタルサポート、「超音波(エコー)」を使った「摂食嚥下のリスク判定」システムで特許出願

暮らし

2023/02/24 17:30

 デンタルサポートは2022年12月27日に、「嚥下評価装置、嚥下評価方法、嚥下評価プログラムおよび嚥下評価システム」に関する特許を出願した。

摂食嚥下機能改善プログラム

 「嚥下評価装置、嚥下評価方法、嚥下評価プログラムおよび嚥下評価システム」では、超音波(エコー)を使用して飲み込み時の咽頭部周辺の筋肉の動きを数値化して評価する。

 検査における身体的負担が少なく、誰でも簡単・明確に摂食嚥下の状態を評価できる仕組みであり、評価に基づいて最適な「摂食嚥下機能改善プログラム」を個々に提供するシステムとなっている。

 超高齢社会の現代、要介護認定を受けている高齢者の人数は2022年時点で約670万人といわれており、嚥下困難症状が認められる高齢者の数も急速に増加している。同社はすべての人が摂食嚥下サポートを簡単に受けられ、最後まで自身の口から食べられる社会の実現を目指して同システムを開発した。

 同社は今後、「摂食嚥下機能改善プログラム」を実施する人たちにむけた勉強会を定期的に開催し、誰でも簡単・明確に摂食嚥下状態の評価が可能になる体制を整えていく。