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イケア調べ、「自分の家のポジティブ思考」 日本人は12%で37カ国中35位の低い結果に

経営戦略

2023/01/27 17:30

 イケア・ジャパンは1月26日に、日本を含む世界37カ国3万7000名を対象に実施した調査「Life at Home Report 2022」の結果を発表した。

「自分の家について昨年と比較しよりポジティブに感じている」という回答、日本は12%で37カ国中35位に

 調査結果によれば、「自分の家について昨年と比較しよりポジティブに感じているか」という質問に対して、世界平均では37%が「ポジティブに感じている」と回答した一方で、日本では「ポジティブに感じている」という回答は12%に留まり、37カ国中35位となっている。
 
「家に自分らしさが反映されている」と感じている日本人は37%に留まる

 同調査では、家に自分らしさが反映されているとき、家がメンタル・ウェルビーイング(精神的に満たされた状態)の源だと考える傾向が1.7倍であることが明らかになった。しなしながら「家に自分らしさが反映されている」と感じている日本人は37%に留まり、世界(58%)と比較して低い結果となっている。

 家が自分らしさを表現するために何が重要かを尋ねたところ、世界では「過去の思い出や体験を思い出させてくれるもの」(32%)が上位になったが、日本では同回答は9%に留まり、「ニーズや興味のあることのためのスペース」(34%)がもっとも多い。「家では自分らしくいられる」という回答は、日本では63%と世界平均(65%)と同等だった。一方で、「自宅では住人全員のプライバシーを確保できている」は23%(世界は41%)と同様に低い結果となっている。

 理想の家に重要なことを尋ねた質問では、「くつろげる、リラックスできる」が世界平均では54%だったのに対して、日本は66%で最多となり、「趣味のためのスペースがあること」「一緒に暮らす人とのつながりを育むこと」がそれに続いた。家に対して不満を感じる理由としては、日本人の場合は「置き場所の定まっていないものがたくさんありすぎる」「整理整頓されていないスペース、または目的のないスペース」「家事をしないといけない(洗濯、掃除、料理など)」が上位となっている。
 
日本人の懸念事項、65%が経済、59%が家計、57%が気候変動で海外とほぼ同等に

 そのほか、世界的にインフレが進む中で、66%が国内経済について不安を感じており、経済に対する不安は気候変動の影響に対する不安(56%)を上回り、世界の人々の間でもっとも関心が高いことがわかった。日本もほぼ同様で、65%が経済、59%が家計、57%が気候変動を不安に感じている。また、懐が寒くなることで、世界の43%、日本では33%が旅行や外食といった、家の外での趣味が影響を受けると予想する。