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初心者~中級者向け本格「ポイント投資」まとめ 「ポイント運用」からのステップアップにも

 スマートフォン(スマホ)の普及が進み、PCがなくともスマホから簡単に利用できるようになったため、ここ数年、話題を集めている資産運用。今回はPayPay証券に代表されるスマホユーザー向けに特化した「スマホ証券」を除く、主要オンライン証券の初心者~中級者向け「ポイント投資」サービスの概要をまとめた。ポイント投資は、SBI証券が「クレカ積立」と呼ぶ、クレジットカード決済による投資信託の積立購入サービスとも連動しており、組み合わせるとさらにお得だ。

■「クレカ積立」参考記事(2022年3月時点)
楽天・SBI・マネックス証券の「投信積立」サービスを比較 どこが分かりやすい?
https://www.bcnretail.com/market/detail/20220325_272079.html
ポイ活上級者注目の投信積立クレカ決済 楽天・SBI・マネックス・auカブコムの4証券合計月最大25万円積立可能に
https://www.bcnretail.com/market/detail/20220302_268111.html
 

楽天証券/楽天ポイント

 楽天証券は2022年6月に、楽天ペイメントが提供する「楽天カード」や現金などからチャージするオンライン電子マネー「楽天キャッシュ」で決済する業界初の投信積立サービスを開始した。楽天ポイントによるポイント投資サービスでは、保有する楽天ポイントを1ポイント1円として、投資信託、国内株式(現物)、米国株式(現物・円貨)の購入代金の全額または一部に利用できる。投資積立(楽天キャッシュ決済・楽天カード決済)と組み合わせることも可能で、事前に指定したポイント数を上限に自動的に充当される。

■参考記事
楽天ポイント投資が米国株式に拡大 米株積立サービスも開始
https://www.bcnretail.com/market/detail/20211215_257597.html
楽天ポイントによるポイント投資サービス(楽天証券の口座開設が必要)
 

SBI証券/Vポイント他

 SBI証券はためるポイントを自由に選べるマルチポイントサービスを展開しており、選んだポイントサービスによって「ポイント投資」のサービス内容が変わる。代表例として、24年以降に4大共通ポイントの一つ、「Tポイント」と統合予定のSMBCグループの共通ポイント「Vポイント」による「Vポイント投資」を取り上げると、保有するVポイントを1ポイント1円相当として投資信託(金額指定買付)の買付代金の一部または全額に利用できる。積立買付・口数買付には利用できない。
予告通り2022年にスタートした「Vポイント投資」
(SBI証券の口座開設・Vポイントサービスの登録が必要)

■参考記事
SBI証券、「Vポイント投資」スタート 投資信託のスポット買付に使える
https://www.bcnretail.com/market/detail/20220601_281293.html
 

マネックス証券/マネックスポイント

 マネックス証券は、「マネックスポイント」による「マネックスポイント投資」サービスを10月20日に開始したばかり。SBI証券のVポイント投資同等、保有するポイントを1ポイント1円相当として最低1ポイントから投資信託(金額指定買付のみ、積立買付・口数買付は対象外)の買付代金の一部または全額に利用できる。また、投資一任口座、iDeCo、コールセンター経由、新生銀行店頭の取引などは対象外となっている。
マネックスポイントの使いみちを増やす新サービス「マネックスポイント投資」

 マネックスポイントは、投資信託の保有やクレジットカード(マネックスカード)の利用、各種キャンペーンなどで獲得できる独自のポイント。マネックスカード会員のみ利用できる「マネックスカード投信つみたて」でもたまり、積立買付の約定金額に応じ、業界最高水準となる、最大1.1%のポイントが付与される。マネックスポイントはdポイント、Pontaポイント、nanacoポイント、Amazonギフト券などと交換でき、クレジットカードのポイントとみなすと、使い勝手は高い。

■参考記事
マネックス証券も「ポイント投資」開始へ! 記念キャンペーン開催
https://www.bcnretail.com/market/detail/20221006_299567.html
 

auカブコム証券/Pontaポイント

 auカブコム証券はPontaポイントによるポイント投資サービスを提供している。対象取引はプチ株・投資信託(スポット)で、保有するPontaポイントを1ポイント1円として購入(買付)代金の一部または全額に利用できる。さらに、KDDIとauカブコム証券は22年4月から、au PAY アプリの「ポイント投資」において、単元未満株を売買できる「プチ株」サービスを追加。Pontaポイントによる1株からの売買が可能となり、他の「証券会社×ポイント」の組み合わせにはない強みとなっている。
au PAY アプリ「ポイント投資」では「プチ株」サービスを提供中
 
 ■参考記事
au PAY アプリ「ポイント投資」に「プチ株」 Pontaポイントで株が買える!
https://www.bcnretail.com/market/detail/20220501_275477.html

 楽天ポイントとPontaポイントは共通ポイント、Vポイントとマネックスポイントは主にクレジットカード決済でたまるポイントという違いがあるが、保有するこれらのポイントを、証券口座において行う本格「ポイント投資」に投じると、1ポイント1円相当の換算レートでポイントのまま買い物などの支払いに充当するより、わずかでもふやせる可能性がある。あくまで可能性であり、投資信託の基準価額の変動により1000円相当が100円相当に減るなど、元本割れのリスクはつきまとう。とはいえ、ポイントはもともと、決済やポイントカードの提示に対して付与された特典(還元)であり、全額ポイントを利用したポイント投資に限ると、手持ちの現金が減るリスクはゼロといえる。
たまったポイント利用は消費から投資へ

 ちなみに、ポイントのまま運用する「疑似運用体験サービス」なら、面倒な証券口座の開設なしに、ふだんよく使うスマホ向け決済アプリからより気軽に試せる。初心者のため、今回取り上げたポイント投資サービスは敷居が高そうと感じるなら、PayPayアプリの「ポイント運用(PayPayポイント)」、au PAYアプリの「ポイント運用(Pontaポイント)」、d払いアプリなどからアクセスできる「ポイント投資(dポイント)」、楽天PointClubなどからアクセスできる「ポイント運用(楽天ポイント)」などを試してみよう。疑似運用体験サービス・ポイント投資サービスは他にもあり、「貯蓄から投資へ」のスローガンに基づき、今後、ますます増えると予想される。(BCN・嵯峨野 芙美)
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