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ビックカメラ千葉駅前店、女性店員の要望を反映したビック初の「お試しドレッサー」と「パウダールーム」

店舗

2022/11/04 19:00

 ビックカメラが11月1日にオープンした「ビックカメラ千葉駅前店」は、JR千葉駅の東口を出てすぐの好立地。女性客やファミリー層をターゲットにした店独自の売り場づくりを展開する。特に、最新のコスメと美容家電が試せる「ビューティー商品お試しドレッサー」や、美容家電を試しながら身だしなみを整えられる「女性専用パウダールーム」はビックカメラで初の試み。今回は、女性スタッフが考え、要望を反映して生まれたという売り場に絞って紹介しよう。

11月1日にオープンした「ビックカメラ千葉駅前店」はJR千葉駅東口からすぐ

回遊性が高く、メリハリの利いた品揃え

 ビックカメラ千葉駅前店の商圏は半径10キロメートルとし、北は幕張、南は五井までを対象にする。1~7階のフロア構成の売り場面積は約7900平方メートル。ビックカメラ柏店よりもやや大きな規模で、船橋駅FACE店に続く千葉県内で3店舗目となる。

 旗艦店である有楽町店ほどの広さはないが、各フロアでメリハリをつけた品揃えにすることで、旗艦店に劣らない豊富な品揃えのカテゴリもつくれるようにした。実際、店内の通路幅を広めに確保しつつ、棚を少し高くすることで、回遊性と品揃えを損なわない工夫が見られた。

 麻生優樹店長は「駅周辺は女性客や学生が多い一方で、少し離れると戸建てに住むファミリー層の方も多い。これまで秋葉原まで足を運んでいた、そうしたお客様が、この店で事足りるようにしたい」と目指すべき店舗像について語る。
 
ビックカメラ千葉駅前店の麻生優樹店長

コスメと美容家電の連動から生まれた「お試しドレッサー」

 中でも、美容と健康をテーマにした2階のビューティー家電コーナーは、女性客の利便性を高めるためにコスメコーナーと連動させるという新しい取り組みを導入。「女性スタッフに化粧品を買う際の不満をヒアリングし、買いたくなるように女性スタッフがつくった売り場」と麻生店長もイチオシのコーナーである。

 通常、非家電カテゴリである化粧品はドラッグや日用品と一緒に展示するのが一般的。いわゆるドラッグストアをそのまま家電量販店の売り場に持ち込んだイメージだ。これをビックカメラ千葉駅前店では、2階に化粧品、4階に日用品やドラッグ、コンタクトと分離させたのがポイントである。

 そうすることで、化粧品と親和性の高いドライヤーや美顔器などのビューティー家電を一緒に展示できるコーナーが生まれた。さらに、その場で両方を試せる「ビューティー商品お試しドレッサー」を設置。ドレッサーは、スタンディングと座るタイプの2種類を複数個所に設置している。
 
「ビューティー商品お試しドレッサー」でコスメと美容家電が試せる。手も洗える

 大きな鏡の前に座るタイプのドレッサーでは、化粧品と一緒にスチーマーや美顔器、ヘアドライヤなどが試せる。しかも、ボタンを押すと蛇口から水が流れて手が洗える。ルージュやファンデーションのサンプルの色合いを手の甲で試した後、洗えるようにするための配慮だ。「美容家電売り場で手が洗えるように水道栓を引いたのはビックカメラで初めて」と麻生店長は語る。
 
化粧品も充実の品揃え。「見本」も多く、その場で試すことができる
 
コスメと美容家電が連動する「ビューティー商品お試しドレッサー」
 
スタンディングタイプの「お試しドレッサー」も複数台設置

化粧室内に設置した「女性専用パウダールーム」

 さらに周りの目を気にせずにじっくりと試したいときのために、3階の女性化粧室内に「女性専用パウダールーム」を用意した。

 ビックカメラの会員(ビックポイントカード・ビックカメラアプリ)限定ではあるが、最新のビューティー家電を借りながらパウダールーム内でヘアスタイルや化粧、身だしなみを整えることができる。ヘアスプレーなどを持ち合わせてない場合、レジカウンターで無料貸し出しもしている。
 
3階の「女性専用パウダールーム」

 郊外の家電量販店ではキレイで広い化粧室も珍しくないが、駅前の都市型店舗では珍しい。実際に都市型店のトイレを利用した経験のある人は少ないのではないだろうか。平米当たりの売上効率を追求するために、そもそも化粧室スペースが狭かったり、あまり目立たない場所に設置していることが多い。

 ビックカメラ千葉駅前店では、化粧室のサインが大きく掲示してあり、積極的に使ってもらうようにアナウンスしている姿勢が伝わる。
 
ビックカメラ会員限定の「女性専用パウダールーム」
 
レジカウンターでヘアケア商品を無料で貸し出している

 「ヘアアイロンやドライヤーを使っている方は多いが、美顔器やスチーマー、髪を傷めない高級なヘアアイロンなどはなかなか購入に踏み切れない。通常だとこれらの商品は通電していないので重さぐらいしかわかならいが、高級品も試せるのでぜひ実際に試していただきたい」と麻生店長は語る。

 展示商品が試せるのは、ビックカメラ千葉駅前店の他のフロアにも通じる一貫したコンセプトである。次回は、ファミリー層や子どもを対象にした売り場での導入事例を紹介しよう。(BCN・細田 立圭志)
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