• ホーム
  • トレンド
  • スマホで完結 地域・観光型MaaS「回遊軽井沢」 エキトマチケットも

スマホで完結 地域・観光型MaaS「回遊軽井沢」 エキトマチケットも

販売戦略

2022/09/02 16:30

 東日本旅客鉄道(JR東日本)と西武ホールディングスは9月26日~2023年3月31日の期間、“まちづくりに向けた長期的な連携”の一環として、自治体や交通・観光事業者の協力のもと、地域・観光型MaaS「回遊軽井沢」を、長野県北佐久郡軽井沢町にて提供する。

「回遊軽井沢」ウェブページ

 「回遊軽井沢」では、JR東日本と西武ホールディングスが2020年12月に、新たなライフスタイルの創造と地方創生に向けた取り組みのために行った包括的連携に基づき、オンデマンド交通「よぶのる軽井沢」、交通電子チケット、エキトマチケットなどの提供が行われる。

 オンデマンド交通「よぶのる軽井沢」では、利用したいときに簡単に予約可能で、快適に移動できる乗合交通サービス「オンデマンド交通」の乗降場所に軽井沢町内を追加する。運行車両はワゴン型×4台(うち1台は電気自動車を予定)で、「回遊軽井沢」のウェブサイトにてチケット購入後、同サイトにて配車予約が可能になる。
 
「よぶのる軽井沢」運行エリア

 運賃はおとな400円、こども200円で、運行日時は9月26日~2023年3月31日の7時30分~19時(12月28日~2023年1月3日の期間を除く)。予約時間は当日の6時30分~18時30分。

 交通電子チケットは、新たに「回遊軽井沢」の「軽井沢トレインパス」「西武観光バス 軽井沢駅~千ヶ滝・星野エリア 乗り放題きっぷ」を設定する。

 軽井沢トレインパスは、しなの鉄道の軽井沢~信濃追分間が1日乗り降り自由になるフリーパスで、運賃はおとな440円、こども220円。

 西武観光バス 軽井沢駅~千ヶ滝・星野エリア 乗り放題きっぷは、西武観光バスの軽井沢駅~西武軽井沢営業所間が2日間乗り降り自由になるフリーパスで、運賃は1000円(こども運賃の設定なし)。

 エキトマチケットは、地域の飲食・物販店、アクティビティ施設といった加盟店で利用できる1枚500円の電子チケット。軽井沢町内では加盟店を拡大し、西武グループ「プリンスグランドリゾート軽井沢」のホテルや「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」の一部店舗を含む、60カ所以上の施設での利用が可能になる。

 さらに、エキトマチケット利用者限定特典として、おトクに飲食や買い物を楽しめる店舗もあり、加盟店は順次拡大している。エキトマチケットは「回遊軽井沢」のウェブサイト、または「JRE MALL」で購入できる。

 ほかにも、「回遊軽井沢」で「よぶのる軽井沢」および「交通電子チケット」を利用してアンケートに回答した人には、「NewDays ミニ軽井沢」での200円引きなどの特典を用意している。また、10月13日以降には駅レンタカー(軽井沢営業所限定)の、特別価格での予約が可能になる。