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AmazonのKindle出版で、コンテンツ販売のメリットを体感しよう!(前編)

時事ネタ

2022/05/28 19:00

【家電コンサルのお得な話・82】 YouTubeを見ていると「売上の自動化」の広告をよく目にする。少々、うさん臭さを感じながらも、それだけ「売上を自動化して稼ぐ」というのは魅力的でニーズもあるのだろう。

Kindle出版ならいろいろな作業が個人でもできる

Amazonのkindle出版なら「仕組みづくり」が楽

 以前、このコラムでフリーマーケットを利用したアクセサリ販売の事例を紹介した。こういった「形ある商品」の場合、注文は自動的に入ってきても、その都度「商品を作成する時間」が負荷として掛かってくる。

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 もし、この商品が動画やデータ資料なら、皆さんご存知の通り、「一度、商品を作成すれば、販売~決済までを完全自動化でき、知らない間に収益を得る」ことができる。仕組みとしては、本の出版をイメージするといいだろう。

 こうした完全自動化の場合、
・販路(媒体)をどうするか?
・商品提供方法をどうするか?
・決済をどうするか?

 ——などを考える必要がある。大まかな流れとして、「(1)ランディングページ(LP)を作成、(2)カード等決済機能を契約、(3)自社サイトの決済ページに誘導、(4)決済完了画面等で商品をダウンロードしてもらう」というものになるだろう。

 この流れの中で、一番重要なメールアドレスは取得できるものの、「広告先をどうするか」や「特定商取引法の掲載事項」「個人情報管理規定」なども必要なため、商品紹介のコンテンツを含めたこれら全ての作成を個人で行うのはかなりハードルが高い。

 そこで、「気軽にコンテンツ販売を経験したい方」にお薦めなのが、Amazonのkindle出版である。すでに多くの人が認知し、出版もされているかもわからないが、kindleで自分のコンテンツを電子書籍として販売すれば、前述の販路や決済などの「仕組みづくり」は不要になる。

 基本的には表紙の作成と原稿を執筆し、登録・申請関係を終えれば利用できるため、自分で全てのしくみをつくるより、大幅に時間が節約できる。

 また、通常、本の印税は10%程度が多い(低い場合は5%未満の場合も)が、kindle出版の場合は35%か70%を選択できる。70%の場合はkindleストアでの独占販売や価格の設定幅(250~1250円)などの条件がつくが、250円の価格設定でも175円の印税になり、1000円の通常の本の印税(約100円)よりも高くなる。

 大きな収入にはなりにくいが、「売上の完全自動化」のワクワク感を実感できるため、時間に余裕がある方は、一度チャレンジしてみてはいかがだろうか。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)

■Profile
堀田泰希
1962年生まれ。大手家電量販企業に幹部職として勤務。2007年11月、堀田経営コンサルティング事務所を個人創業。大手家電メーカー、専門メーカー、家電量販企業で実施している社内研修はその実戦的内容から評価が高い。