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給湯器不足の解消はいまだ不透明!? 早めの買い替えを検討する理由

時事ネタ

2022/03/12 18:00

【家電コンサルのお得な話・74】 先日、地元のガスショップの方が訪ねてきた。ちょうどいい機会だと思い、昨年来、ニュースなどで耳にしていた「半導体不足、新型感染症の影響による工場閉鎖などでの給湯器不足」について、「(1)故障した際の修理期間、(2)今、買い替えた時の納期、(3)納期が長い場合の対応」の3点について聞いてみた。給湯器の故障で銭湯通いになってしまった、などということが起きないようにしたい。
 

給湯器の製造表示をチェックしてみよう

納期は3~6カ月、貸し出し機もない状況

 訪問してきたガスショップの方に要件を聞くと、「今、使用中の給湯器の購入時、長期保証に加入してもらったが、保証継続の都合上、機種が買い替えで変わっていないかを確認させてほしい」とのことだった。そう言われれば、以前、ハガキで案内が来ていたことを思い出し、確認してもらったところ、すでに購入から9年が経過しており、「延長保証もあと1年」とのことだった。

 まだ、保証中だったことと、今現在は特に問題ないとのことでひと安心した。ちょうどいい機会だと思い、昨年来、ニュースなどで耳にしていた「半導体不足、新型感染症の影響による工場閉鎖などでの給湯器不足」について、「(1)故障した際の修理期間、(2)今、買い替えた時の納期、(3)納期が長い場合の対応」の3点について聞いてみた。

 担当者の回答は、「修理は壊れた部品によって期間が違い、買い替え時の納期は3~6カ月くらい掛かる。通常は長期間待ってもらう場合は“貸し出し機”を用意しているが、今はその貸し出し機も全て出払っていて対応できない」というものだった。

 結局、これでは今、故障すると3~6カ月の間、銭湯に通わねばならないことになる。銭湯も廃業が相次いでおり、昔みたいに歩いて行ける距離にない人も多いのではないだろうか。

10年経っているかどうかを確認しよう

 給湯器も機械ものであるため、一概に「何年使えるか」を言い切ることはできないが、目安としては部品保有期間である10年(機種により相違あり)が過ぎれば買い替え期間に入ったと考えた方がいいだろう。

 また、普段、給湯器を目にすることなく使っているため、エラーコードが出るまで異常に気付かないことがほとんど。結果として、お湯が出なくなって、業者を呼んでもすぐには買い替え対応できず、数カ月間の銭湯通いは避けられないだろう。

 さらに、半導体製造装置のレーザー光源に使うネオンはウクライナが7割を占めるともいわれ、半導体不足に拍車が掛かる可能性もあり、給湯器不足の解消時期はなおさら不透明になりそうだ。

 こういった不都合を少しでも緩和するには、給湯器の経年(製造年月の掲載位置例は図参照)を確認し、10年が経過していれば早めの買い替えの検討も必要だろう。

 10年経てば燃焼状態の悪化や内部腐食も進んでいることが多いので、「壊れた際の不便」と「残りの使用できる期間」を天秤にかければ、買い替え前提で予約を入れておく方がお得な選択ではないだろうか。まだまだ寒い時期、お湯のありがたさを感じながらも、不測の事態に備えていただきたいと思う。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)


■Profile
堀田泰希
1962年生まれ。大手家電量販企業に幹部職として勤務。2007年11月、堀田経営コンサルティング事務所を個人創業。大手家電メーカー、専門メーカー、家電量販企業で実施している社内研修はその実戦的内容から評価が高い。

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