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マイナポイント第2弾・おすすめキャッシュレス決済その3 PayPay

 2022年1月1日にスタートした「マイナポイント第2弾」の本格開始(健康保険証としての利用申込・公金受取口座の登録でポイント付与を加えて合計2万ポイント付与)を前に、マイナポイントの選び先として記者がおすすめするキャッシュレス決済サービスを3回に分けて紹介していく。第1回「楽天ペイ」、第2回「Suica」に続く第3回は、従来のPayPayボーナスをPayPayポイントに名称変更し、共通ポイントの覇権争いにも参戦した「PayPay」だ。

PayPayのマイナポイントの告知

PayPayの特典は「ボーナス」から「ポイント」に

 PayPayは、コンビニやスーパーなど、さまざまなリアル店舗やオンラインサービスで使えるスマートフォン(スマホ)決済サービス。利用状況に応じてPayPayポイント付与率(還元率)がアップする「PayPay STEP」により、最大1.5%還元となるが、他のキャッシュレス決済サービスも併用している場合、PayPay STEPの達成は難しく、事実上、還元率0.5%とみなしていいだろう。なお、納税などに便利な「請求書払い」は、今年4月1日からPayPay STEPの特典付与はなしとなり、ポイント還元の恩恵はなくなった。
 
マイナポイント・キャッシュレス還元の説明

 おすすめの残高チャージ方法は、キャリア決済の「ソフトバンクまとめて支払い」「PayPayカード/ヤフーカード」「銀行口座」の順。ソフトバンクまとめて支払いはソフトバンク/ワイモバイル/LINEMOのいずれかを契約して連携すると利用でき、そのために必要なコストは最低月額990円(LINEMO ミニプランの場合、2回線目以降のワイモバイルも同額)だ。
 
マイナポイントにPayPayを選ぶメリット

 通信料金をクレジットカードで支払う設定にした上で、ソフトバンクまとめて支払いでPayPayにチャージすると、チャージと利用の2つのステップでポイント(クレジットカードのポイント・PayPayポイント)がたまる。1%還元のクレジットカードなら還元率は合計1.5%となり、楽天ペイ×楽天カード、Suica×ビューカード(またはSuicaへのチャージでもポイントが付与される還元率1%のカード)に並ぶ。新サービスの「PayPayあと払い」など支払方法ごとに区分するため、同じ残高払いなら還元率の差はなく、このオープンさがPayPayの特徴だ。
 
PayPayは自治体キャンペーンで使うと特にお得

 PayPayは、今年も全国の自治体と合同で地域経済を盛り上げていく取り組みとして「あなたのまちを応援プロジェクト」を実施する。中規模・小規模の飲食店や美容院、観光施設などが対象となる、PayPayの自治体キャンペーンに魅力を感じる人は、マイナポイントにはPayPayをおすすめしたい。(BCN・嵯峨野 芙美)