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PayPayカード誕生で変わる「4大」ポイント経済圏 ソフトバンクが反撃開始

 4大共通ポイントと呼ばれるポイントサービスのうち、2012年6月のカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とヤフーの戦略的資本・業務提携に基づき、Tポイントサービスを導入した「Yahoo! JAPAN」ではTポイントがたまる・使えるようになった。ソフトバンクもまた、ポイントサービスを独自のソフトバンクポイントからTポイントに切り替えた。しかし、19年秋以降、Yahoo! JAPANとソフトバンクは、キャッシュレス決済サービスの「PayPay」を前面に押し出すようになった。

急増するPayPay登録ユーザー数と、ヤフー・PayPay・LINEがゆるくつながる
ソフトバンク経済圏(2021年9月14日開催 新サービス発表会より)

 21年12月1日には、カード利用額の1%の「PayPayボーナス」がたまる新たなクレジットカード「PayPayカード」も登場した。既存のヤフーカード会員に対しては、22年4月以降、順次PayPayカードへの切り替えを予定しているといい、ソフトバンク・ヤフーにおけるTポイントサービスは22年3月31日をもって終了、4月1日以降は決済に応じて付与するポイントはPayPayボーナスに一本化する。

(参考記事)
ヤフーとCCC、ネットのIDは「Yahoo! ID」、ポイントは「Tポイント」に統合へ
https://www.bcnretail.com/news/detail/120619_23052.html
ソフトバンク、Tポイント終了・ソフトバンクポイント提供開始 2022年4月から
https://www.bcnretail.com/market/detail/20211202_255784.html

 これまでにたまったTポイントを無駄にしないため、TポイントからPayPayボーナスへの交換サービスも提供予定という。LINEポイント同様、最小25ポイントからPayPayボーナスへ交換可能なら、ファミリーマートなどのTポイント加盟店で、引き続きTポイントをためても損はない。PayPayボーナスは有効期限がないので、TポイントからPayPayボーナスへ交換可能になると、むしろTポイントの価値は現状より高まる。
 

 たまる・使える先からヤフー・ソフトバンクがなくなるTポイントは、残念ながら大手共通ポイントから外れるだろう。すると、「Pontaポイント・dポイント・楽天ポイントの3大共通ポイント+PayPayボーナス(非ポイント)」という勢力図になるが、楽天ポイントは22年4月1日以降、メインの「楽天市場」などでのポイント付与率引き下げが決定している。このポイント進呈ルールの変更を機に利用者離れが進む可能性があり、攻めから守りに入った印象だ。「dグルメ」に続き、22年3月15日に「dトラベル」を終了するドコモのdポイントも、スマートフォン決済サービスの「d払い」のキャンペーンの還元額はだいぶ渋くなった。
 
22年4月1日以降の楽天ポイント進呈ルール。
価格は総額表示なので獲得ポイント数は分かりにくくなる

 ソフトバンクはソフトバンク携帯電話の利用料金に対し、ソフトバンクポイントを付与する新たなポイントサービスを22年4月1日から開始する。もちろんソフトバンクポイントはPayPayボーナスに交換可能だ。来春からは、KDDI(Ponta)・ドコモ・楽天・PayPay(ソフトバンク・ヤフー)の4陣営の争いとみなすと、「PayPayカード」と、復活するソフトバンクポイントは、ユーザーの拡大・引き留めを目指す、ソフトバンクの新たな一手といえそうだ。(BCN・嵯峨野 芙美)
 


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