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「コミックマーケット99」の新日程が決定、2年ぶりの開催に向け準備

時事ネタ

2021/08/03 19:30

 コミックマーケット準備会は、コミックマーケット99(コミケ99=C99)の新たな日程を2021年12月30日~31日と発表した。場所は東京ビッグサイトの東・西・南展示棟(サークル・企業ブース)。なお、ワクチンの接種などにより新型コロナウイルスの影響に改善が見込まれるという目算で進めているため、改善が見込めない場合はさらなる延期の可能性もあるという。

12月に開かれれば2年ぶりの開催になるコミケ99
(画像は東京ビッグサイトの公式HPより)

 今回のC99は新C99の位置付けで、延期になった21年GWは旧C99。サークルの申し込みについては、参加者申込セット(冊子版)の通販と、旧C99郵送申込用紙の申込を8月2日から開始。同月12日(消印有効)には参加申込書セット(冊子版)の通販、旧C99郵送申込変更用紙の申込を終了する。19日~25日(消印有効)に郵送申込、変更申込を受付。26日にはオンラインの申込・決済、旧C99オンライン申込・申込責任者など変更も締め切る。27日にはどちらもオンライン申込内容の変更を締め切る。

 また、開催日程の変更にともない各ジャンルの配置予定日は変更されているが、新C99のジャンルについては旧ジャンルからの追加・統廃合はないという。詳しい日程は公式サイトで確認できる。

 コミケは2020年GWの開催中止をはじめ、同年12月、21年5月と延期せざるを得ない状況が続いてきた。しかし、それ以降はDOUJIN JAPAN 2020で作成した『新型コロナウイルス感染症( COVID-19 )流行下における同人誌即売会の開催ガイドライン』などに基づいた同人即売会が開催されており、クラスターなどの発生もなく運営が行われている。

 現在は感染者数が過去最高を上回る勢いで増加しているものの、ワクチンの接種も進んでいる。今後、ワクチン接種の普及にともない、イベントの収容率・上限人数の制限を見直す可能性もある。さらに、コミケの空白がサークルや参加者、印刷会社や関連企業の経済的な苦境をより厳しいものにしていることを踏まえ、「エコシステムを維持していくこと」を念頭に開催に向けて動き出した。

 従来のような20万人を集めるような形での開催はできず、出展サークル専用通行証の枚数削減、そのほか様々な制約条件のもと、1日数万人程度の来場者規模にならざるを得ない見通し。

 準備会は、コミケの理念にある「法令と最小限にとどめた運営ルールに違反しない限り、一人でも多くの参加者を受け入れる」ことを参加者と目指し、可能な開催の形を模索していくという。