自転車の買い替えで気づいた、おうち時間とお買い物

時事ネタ

2021/06/05 18:00

 【心がまあるくなる話・4】 今ではおうち時間という言葉がすっかり定着し、どう過ごすかを考える人たちが増えた。断捨離、DIY、食の見直しなど様々なことを立ち止まって改善したという声を良く聞いた。暮らし周りを整えるということは仕事や家事への意欲を向上させ、何よりリフレッシュ効果が高い。「暮らしクリエーター」の蓮花(はすはな)が、自転車の買い替えで気づいた、おうち時間とお買い物について考える。

ネットショッピングもいいけど、実店舗に足を運ぶ

 昨年と同様、自粛時間を過ごす中でふと、インターネットを見る時間がまた増えてしまったことに気づいた。欲しいモノの検索、値段など数ある中から絞り出すのは楽しい反面、時間もかかる。もちろん最安値は魅力だが、私は焦って購入せず、じっくり観察してから購入するようにしている。

 購入する店を決める理由の一つとして、ホームページの見やすさは重要。もちろん店の評価も大事だ。特に高価なモノを購入する時はかなり慎重になる。

 先日、長年乗っていた自転車が随分ガタがきていたので買い替えることにした。

 早速、ネットで検索を始め、先ずはデザインとカラー選びから始めた。好きな感じはハッキリしていたのでそんなに時間はかからなかったが、自転車となると乗り心地は重要。お目当ての自転車が試乗できる店を必死に探した。ようやく、1軒の店を見つけて、足を運んだ。

 店に着き、試乗させてもらい乗り心地は良かった。それと同時に接客の良さに感動していた。結局、欲しいカラーは完売していてメーカーには在庫がなく、あったとしても、その店が遠方なこともあって、自宅までの配達が無理だった。それでも、店の人は最後まで、とても気持ちよい対応をしてくれた。

 店を出た後、購入はできなかったけれど、とても清々しい気持ちになっていた。便利なネットショッピングも良いが、やっぱり実店舗に足を運び、実感することは大事なんだと。

 結局、ネットで在庫のある店を見つけ、ホームページを入念に見て良い感じの店で購入することができた。

 一台の自転車のためにたくさんの時間を使ったが、新しくモノを迎え入れる過程を改めて大事に考えたいと思ったお買い物だった。(蓮花)

■Profile
蓮花(はすはな)
暮らしまわりを物語る「暮らしクリエーター」。日々の中で心がまあるくなるような暮らしに寄り添うモノを探し、毎日を手づくりしていくようなライフスタイルを提案している。