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複合機でも顔認証 三井不動産とパナソニック、日本橋室町三井タワーで実証実験

 三井不動産とパナソニック システムソリューションズ ジャパンは、ウィズコロナ・ポストコロナ時代にも安心して働ける新時代のオフィスビル実現を目指した、顔認証技術によるオフィスビル内でのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の一環として、三井不動産社員を対象とした顔認証による「複合機の個人認証」と「無人セルフレジ決済」の実証実験を日本橋室町三井タワーで実施している。

顔認証による「複合機の個人認証」の実験イメージ

 顔認証による「複合機の個人認証」では、執務室フロアに設置されている複合機の一部と、パナソニックの顔認証技術を活用した顔認証機を連携し、従来の認証用の個人ICカード利用することなく、顔認証で個人認証を行う。

 実証期間は6月末まで。個人認証用ICカードがなくても複合機の操作が可能になるため、利便性の向上やカード紛失リスク、再発行のためのコスト削減、なりすましの抑止といった効果が期待される。
 
顔認証による「無人セルフレジ決済」の実験イメージ

 顔認証による「無人セルフレジ決済」では、三井不動産グループカフェにおいて、既設のセルフレジとパナソニックの顔認証技術を活用した決済端末を設置。顔認証で決済できるようにすることで、決済操作にかかる時間の短縮を目指す。また、支払い内容の本人確認時にタッチレス操作パネルで操作することで、非接触かつセキュアな決済方法の検証も行う。

 こちらの実証期間は5月末までで、お財布や電子マネー類の携帯が不要となることにともなう利便性の向上や、接触機会を抑えることによる伝染病などへの感染リスクの低減効果が期待される。