PayPay、決済取扱高が3.2兆円に 前年比で2兆円の増加

 スマートフォン(スマホ)決済サービス「PayPay」における、2020年度の決済取扱高は3.2兆円だった。ソフトバンクが5月11日の決算説明会で明らかにした。

決済取扱高が急増しているPayPay

 前年よりも2兆円多い、前年比2.6倍になった。サービスを開始した18年度が800億円(18年10月~19年3月)、19年度が1.2兆円だった。決済取扱高とは、PayPayによる決済総額のことで、個人間送金などは含まない。
 
 

 PayPayのユーザー数は、21年5月に3900万人を突破。加盟店数は、コンビニやドラッグストア、スーパー、飲食店など、316万カ所に上る。年間の決済回数は20億回(前年比約2.5倍)を超える。
 

 なお、PayPayは現在、ソフトバンクグループが50%、ソフトバンクとZホールディングスがぞれぞれ25%の議決権を持ち、ソフトバンクの持分法適用会社の位置づけだが、22年度以降は優先株式交換により、ソフトバンクグループが28%、ソフトバンクとZホールディングスがそれぞれ32%(合計64%)、Paytmが7%となり、ソフトバンクの連結子会社になる予定だ。