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中古マンション限定、アプリ完結型住宅ローン りそな銀行から

販売戦略

2021/04/20 19:00

 りそなグループのりそな銀行、埼玉りそな銀行は、エスクロー・エージェント・ジャパン(EAJ)、東京カンテイと連携し、スマートフォンアプリだけで住宅ローンの借り入れが可能な「アプリ完結型住宅ローン」の取り扱いを4月19日に開始した。

来店不要の「アプリ完結型住宅ローン」の仕組み

 融資業務サポートを行うEAJと連携し、アプリ上で必要項目に入力し、本人確認書類などの必要書類を撮影してアップロードするだけで申し込める。対象物件は中古マンション。借入金額は5000万円以下となる。

 インターネット専業銀行の住宅ローンの借入手続きは、従来からインターネット・電話のみで完結し、銀行への来店が不要だが、近年、店舗のある銀行もオンライン相談、画像のオンラインアップロードなどを活用した「ネット完結型」を強化する傾向にある。

 りそな銀行、埼玉りそな銀行のアプリ完結型住宅ローンは、東京カンテイが保有する物件の不動産情報をAPI連携で自動取得することによって、アプリの地図上から物件をタップして選択するフローとなっており、これまでの手続きに比べ約3分の1の項目入力で手軽に申し込めるようになった。銀行側は、精度の高い担保評価をアプリなどを介して自動で算出可能となり、東京カンテイが該当マンションの登記簿情報も並行して提供するため、住宅ローン担保評価プロセス業務が大幅に効率化する。
 
物件選択画面のイメージ

 東京カンテイは、物件情報APIを金融機関の住宅ローン担保評価だけでなく、住宅評価が必要となる幅広いサービスに提供していく。