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抗菌・シックハウス対策の空気触媒AT254 新型コロナウイルスの不活化に効果

経営戦略

2021/02/10 12:00

 ブレスは、シックハウス・花粉・有害物質対策・防カビ対策として開発した主成分・チタニア系セラミックコート剤の空気触媒溶液「空気の王様/AT254(オールチタンAT254‐V)」の新型コロナウイルスに対する不活化検証の試験結果を発表した。

 試験ウイルスは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2;2019-nCoV JPN/TY/WK-521株)を使用。奈良県立医科大学が実施した実証実験で、日本で初めて空気触媒溶液として、新型コロナウイルスが30分で78.754%、60分で97.626%、120分で99.887%、不活化するという結果が報告された。
 
ウイルスの不活化効果と減少率

 実証実験で使用した製品は室内の壁や家具などにスプレーガンでコーティングした後、AT254の表面で水と空気中の酸素が酸化還元反応を促進し、菌とウイルスが分解されるため抗菌・抗ウイルス効果が長期間持続。瞬間対策(消毒液)+常時対策(AT254)を併用してダブル効果で感染予防対策が強化できる。
 
ウイルス感染価の推移(※コントロール=未加工ガラス板)

 AT254は、2019年の一般財団法人 北里環境科学センターによる抗ウイルス性能評価試験でのA型インフルエンザウイルス・ネココロナウイルスの実証実験の結果から、2020年春から新型コロナウイルスの空間感染対策にも効果を期待して、大手飲食チェーン店、医療モール、公共交通機関など、既に幅広い業種・企業・施設などで数多く導入されている。
 
神戸市営地下鉄コーティング施工風景

 さらに、エアコンを活用したアイテムとして16年に開発した「空気の王様/AT254エアコンフィルター」は、20年10月1日にオープンした自社サイト「空気の王様」で一般販売している。